アンモンの人々は自分たちがダビデに憎まれていることがわかったので、人をつかわして、ベテ・レホブのスリヤびととゾバのスリヤびととの歩兵二万人およびマアカの王とその一千人、トブの人一万二千人を雇い入れた。 (2サムエル10:6)
ダビデは善意でアンモン人に家来を送り出したのですが、逆に攻撃を受けました。善意でしたことなのに、逆に批判されたりした経験は皆様にもあるのではないでしょうか。
このようなとき、私たちはどうすればよいのでしょうか。何よりもまず、神様の導きを求めましょう。私たちは神様の御声を聞くことができます。御声に従い、行動に移すことが大切です(参照・ヨハネ10:27)。
非常に残念ながら、キリスト教会の中でも霊的リーダーが、その与えられた地位を乱用して信徒たちを傷付ける事件が後を絶ちません。私もその被害者の一人でした。
私は誠実に神様の御声を聞いて、主の栄光のために最善を尽くしていたのですが、とても信じ難い、裏切られるような言葉を複数回にわたり、時には声を大きくして怒鳴るように言われた経験があります。
事実無根なのですが、訴訟をするなどと言われたこともあります。さまざまな圧力をかけて私をコントロールしようとしていたのでしょう。2人の霊的リーダーとその身近な人からこのような対応を受けました。いわゆるパワーハラスメントです。
皆様の中にも、このような人格の霊的リーダーと出会い、同じような経験をされた方がおられるかもしれません。しかし最も重要なことは、このような言動にとらわれることなく、キリストが示される道を選択し続けることです。
残念なことですが、霊的リーダーから傷を受けて、世の中の裁判に判断を委ねようとするケースが後を絶ちません。神様は、このような問題の解決手段を喜ばれません(参照・1コリント6:1~11)。
私はその後、神様に知恵を求め、日々神様と交わる中で成長を続け、今に至ります。私が15年ほどかけて学んだ知恵を、5つのステップにまとめました。同じような試練に直面している方がより短期間でその苦難を乗り越え、満ちあふれるほどに豊かな人生をこの地上でも歩み通すために、少しでもお役に立てれば幸いです。
1. あなたを攻撃した人は愚かにも悪魔の考えに賛同し、悪魔に用いられたことを覚えましょう。
問題はその人自身というよりも、その人がいくつかの選択を誤ったことにあります。それを覚えることが大切です。つまり、本当の敵はその人ではなく、その人を通して働いた悪魔、サタンなのです(参照・エペソ6:12)。
2. 悪魔に対処する方法をしっかり学びましょう。
残念ながら現代のキリスト教会は、悪魔に関する教え自体を避ける傾向が非常に強いです。しかし、悪魔に勝利する御言葉を日々黙想して告白し続けることは、私たちにとって非常に大切です。
過去の悪い経験が脳裏をよぎるならば、すぐに御言葉を告白して、勝利し続けるのです。なぜ悪魔の存在を主は許されたのでしょうか。その理由は明白です。私たちクリスチャンが勝利を体験するためです。
敵が存在しなければ、勝利を体験することもできません。スポーツの試合と同じです。私たちが信仰生活で勝利するために、悪魔はむしろ不可欠な存在なのです。
3. 悪魔に勝利する次の御言葉を、日々告白し続けましょう。
次の御言葉を日々告白し続けることによって、悪魔が実際にあなたの足元で破壊され、あなたがキリストにあって悪魔を力強く支配するイメージを、霊的な目で見ることができるようになります。
もし、ひとりの罪過によって、そのひとりをとおして死が支配するに至ったとすれば、まして、あふれるばかりの恵みと義の賜物とを受けている者たちは、ひとりのイエス・キリストをとおし、いのちにあって、さらに力強く支配するはずではないか。(ローマ5:17)
平和の神は、サタンをすみやかにあなたがたの足の下に踏み砕くであろう。(ローマ16:20)
4. 人間関係を見直しましょう。
人間関係を通して、私たちは互いに影響を与え合って生きています。自分をひどく攻撃する人々に、いつまでも関わる必要はないのです。一度距離を置き(参照・箴言27:17)、あなたの心を守る(参照・箴言4:23)ことも賢い選択でしょう。
5. あなたを攻撃した人の祝福を祈り続けましょう。
敵を愛する選択(参照・マタイ5:44)は、あなたが心の内側から本質的な自由を体験することにつながります。相手のひどい行いに対してあなたが寛容さを示すことは、むしろあなたへの尊敬につながります(参照・箴言19:11)。
これで全ての問題が解決されるとは言いませんが、この5つのステップが皆様にとって何らかのヒントとなることを信じ、期待します。裁判所などに持ち込むといった愚かな選択はせずに御言葉を通して問題を解決し、主の証人、世の光として、主の栄光をますます現していきましょう(参照・マタイ5:14~16)。
GOD BLESS YOU!
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