ダニ(※安全のために仮名を用いる)はミャンマーで、尼僧をしていた仏教徒だ。
彼女は共同体からお布施を集めていたのだが、ある人が、彼女のお布施箱にキリスト教の小冊子を入れてくれたのだ。目に障害があるダニだったが、彼女はそのトラクトを読み、イエスが自分のために死んでくれたことを知るようになった。
ある日、ビルマ人の牧師が自分の町に来ていることを知っていて、ダニはイエスについて教えてほしかったので、牧師が訪問してくれるよう招待した。
ダニは教会の近くに住んでいたので、毎晩、キリスト信者たちがイエスにあって赦(ゆる)されることを歌っているのを聞くことができた。彼らはまた、ダニの目のために祈ってくれた。するとなんと、彼女の目は癒やされたのだ! その結果、彼女はイエスを信じ、イエスの信者となったのである。
ダニの家族は、彼女がキリスト信者になったことに反発して、もはや彼女を家族として認めず、彼女の遺産相続権を奪ってしまった。ダニは、もはや家族の土地に関わる権利を失ってしまったのだ。
しかしダニは、家族の反対に愛で応え、主によって与えられる大きな平安と喜びを家族に語り、家族らの救いのために重荷を負って祈っている。ダニは地上の財産は失ったかもしれないが、天の御国を獲得したのだ。ハレルヤ!
数千万人のミャンマー人は、いまだキリストの福音を聞いていないと考えられている。ミャンマーで活動する兄姉たちの働きを覚えて祈ろう。大きなグループだけでなく、より小さな少数派グループにも積極的に宣教している彼らの奉仕が、豊かに実を結ぶよう祈っていただきたい。
■ ミャンマーの宗教人口
仏教 80・0%
プロテスタント 7・0%
カトリック 1・3%
イスラム 7・2%
ヒンズー 0・4%