今、イランからの避難民がアルメニアに入国後、そこでキリストに出会う事例が増えているそうだ。民衆運動によって文化の変革が進んでいるイランでは、数カ月にわたる反体制デモの結果、500人以上の死者が出ており、女子校では多数の毒殺事件が発生するなど、混乱が続いている。
このような状況から、多くのイラン人らがアルメニアに避難しに来ている。アルメニアは、この地域で数少ない自由で民主的な国だ。2020年のナゴルノ・カラバフ紛争は記憶に新しいが、アルメニアは隣接するアゼルバイジャンとの間に火種を抱えており、地政学的緊張がある地域にもかかわらず、迫害から逃れるイラン人(特にキリスト教徒イラン人)に安全な避難場所を提供している。イランとアルメニアの間の唯一の国境検問所は、キリスト教信仰の中に答えを探し求めるかなりの数のイラン人が目撃されており、多くの人が信仰を受け入れているのだ。
しかし、アルメニアまでの道のりは危険であり、到着した後も、難民はイランにいる家族や友人の安否を気にかけているそうだ。
イランでの混乱に、ジェイコブ・パーズリー牧師と彼のチームは、安全を求めてアルメニアに逃げてくる難民の増加に備えることにした。パーズリー牧師は、これらの難民が教会にたどり着き、良き羊飼いの愛を受けることができるよう、キリストにある兄弟姉妹たちの祈りを求めている。
近年、キリスト教徒が爆発的に増加しているイランだが、戦いの激しさも増している。
イランからの避難民が無事に安全な場所にたどり着き、魂の逃れ場であり、永遠の羊飼いである主イエスに出会い、真の安全と平安を得ることができるよう、祈っていただきたい。彼らが変えら、最良のタイミングで、伝道者としてイランに戻れるように祈ろう。
■ アルメニアの宗教人口
正教会 84・6%
プロテスタント 2・3%
カトリック 7・3%
無神論 3.7%
イスラム 1・8%