南アフリカ内の飛び地状の立憲君主制国家レソトは、キリスト教が多数派の小国だ。同国の大きな課題はHIV感染率で、世界でもトップクラスだ(23・2%)。
家庭崩壊、貧困、失業、水へのアクセスの悪さなどの諸問題が、日常生活を営む人々をいら立たせている。国民も政府もこれらの重荷に対処するのに苦労しているのだ。賢明なリーダーと生活の質を向上させるための画期的な改革が必要だ。
航空宣教団体ミッション・アビエーションの飛行機は、道路がほとんどないこの山岳国で医療品や奉仕者を運んでいる。孤立している山間部は物資が不足している。
福音ラジオは、平地の多くの人々や教会に行かない人々にも届いている。聖書同盟はキャンパスの活動で学生たちに神の言葉を伝えている。
レソトの兄姉たちの伝道が、救霊の実を豊かに結ぶように祈っていただきたい。
■ レソトの宗教人口
プロテスタント 31・7%
カトリック 47・6%
聖公会 5・4%
土着宗教 9・5%