過去40年間なかった規模の大きな飢饉が「アフリカの角」と呼ばれる大陸東部地域を襲っている。干ばつ、 コロナ、ウクライナ戦争の影響により、状況は悲惨だ。国連によれば、作物が育たず約2200万人が飢餓の危険にあり、多くの人が食料を求め、移動を余儀なくされるという。
牧童は、大量の家畜が餓死するのを目の当たりにしている。ワールド・ビジョン・ケニアによると、ケニア北部では、約150万頭の家畜が失われた。エチオピア南部では約200万頭、ソマリアではあまりに多く、数えるのをやめてしまったという。
状況はウクライナ戦争の影響から悪化している。戦前、ソマリアでは小麦の90%をロシアとウクライナ産に依存していた。エチオピアでは42%、ケニアでは44%と、いずれも依存比率が高い。紛争によってストップした穀物輸出は、あらゆるものの物価を高騰させている。
5千人に給食をした主イエスは、魂の必要だけではなく、肉体の必要にも心を留められた。東部アフリカの食糧危機が速やかに解決し、これらの人々の霊的な必要と同時に肉体の必要にも、天から降った真のパンである主イエスの恵みが宿るように祈っていただきたい。