フィギュアスケートの元韓国代表で「韓国フィギュア界の女王」と呼ばれるキム・ヨナさん(31)が、10月下旬に声楽家のコ・ウリム(27)さんと結婚する。コさんは、男性コーラスグループ「Forestella(フォレステラ)」のメンバーで、ソウル大学声楽科を卒業し、現在は同大学院声楽科に在学中だという。一方、コさんの父であり、キムさんの将来の義父となるコ・ギョンスさんは、プロテスタント教会の牧師。韓国第3の都市・大邱(テグ)で牧会しており、外国人労働者などの支援に長年従事しているという。
大邱平安教会の主任牧師であるコ牧師は、純福音教会系の日刊紙「国民日報」(韓国語)の取材に、「今後も2人が神様の中でそれぞれのタラント(才能)をよく用いてほしい」とコメント。「ヨナさんは長い間、ユニセフの親善大使として活動しており、息子も私が取り組む移住民支援の働きを助けてくれました」と語り、2人の結婚を祝福した。
キムさんがカトリック信者で、コさんがプロテスタント信者であることについては、「どちらも神を信じている点では同じです。2人の信仰が非常に成熟しているとは言いませんが、(神の中で)うまく成長していくと信じています」と語った。
コ牧師は、同教会に「大邱移住民宣教センター」を開設し、長年、外国人労働者などの移民を支援してきた。コさんが父親と同じ牧師の道を考えたことはあったかという質問には、「息子は、非常に困難が多く、貧しい中で私が働く姿を見てきました。牧会者の道にとらわれず、自分の良いと思うことをしてほしい」と話した。
報道によると、キムさんとコさんは、2018年のアイスショーにフォレステラがゲスト出演したことがきっかけで出会い、3年間の交際を経て結婚を決めた。結婚式は親族・知人のみで、10月下旬にソウル市内で行うという。