今月3日、イスラエルによるパレスチナ自治区ガザへの攻撃に抗議するため、約1000人ほどのイスラム教徒移民がイタリアのカトリック教会前で集会を開き、その途中でイスラム教の礼拝を行ったことに対して、ローマ教皇庁(バチカン)が反発したため、マローニ伊内相が宗教的場所での集会を禁止するよう求める通知を全国の州知事に送った。共同通信が23日伝えた。
同通信によれば、イスラム教徒らによる集会は、ミラノやボローニャの教会前のほか、ローマのコロシアム前でも行われたという。イスラム教徒側は教会前で行った集会、礼拝について「キリスト教社会への挑発などではなく、単に社会の関心を集めるため」と説明している。
マローニ内相は今後、宗教的場所での集会を実質的に禁止する法令の策定も検討するとしている。