聖書協会世界連盟(UBS)の国際評議会はこのほど、年内に退任するマイケル・ペロー事務局長の後任として、南アフリカ聖書協会の最高責任者(CEO)であるディーク・ジュベール氏を総主事に任命した。UBSは、日本聖書協会を含め、世界240以上の国・地域の聖書協会が加盟する組織。アフリカ出身者がUBSの総主事に就任するのはこれが初めて。
南アフリカ合同長老教会の牧師であるジュベール氏は、計約20年にわたり2つの地域教会を牧会した後、2007年から南アフリカ聖書協会に勤務。CEOは14年から務めている。
ジュベール氏はUBSの総主事任命を受け、「南アフリカ聖書協会を去ることは悲しいが、聖書協会の働きが何であるかを教えてくれたことに感謝している」とコメント。これまで10年以上にわたりUBSを導いてきたペロー氏をたたえ、「UBSの加盟団体に奉仕し、支援するために、彼が築いた有能で献身的なチームと共に働くことを楽しみにしている」と語った。