第2次世界大戦後に、日本を占領した連合国軍の最高司令官マッカーサー。彼は言っています。
「私はクリスチャンとして育ち、キリスト教の教えを心から信じている・・・。私はその考えで、宣教師を次々に日本へ招いた」
さて、その頃の日本は、戦争に敗北し、外国に占領され、崩壊状態でした。日本人は、精神的に空虚な状態になっていました。それを見たマッカーサーは、日本人の心の空洞を埋められるのはキリストしかないと考えたようです。
彼はまた、こう言っています。
「私は・・・機会あるごとに、いかに宣教師の活動が日本に必要であるかを強調した。日本に来る宣教師ができるだけ増え、日本にいる占領軍はできるだけ減ることが望ましい・・・。1千万冊の日本語の聖書を配布した」(『100人の聖書』128、129ページ参照)
さて、まさしく今、このとき。日本、いえ全世界の人々が、あの第2次世界大戦後の日本人のような精神的状況にあります。多くの人が精神的に空虚な状態にあり、むなしさの中にあり、希望を見失い、生きる意味を知らずに生きています。
その結果、この春にも多くの人が自ら命を絶っている・・・。今、そのような日本の、いえ世界中のすべての人に必要なのは、まさしくマッカーサーもそう考えていたように、イエス・キリスト様、そう、主の福音であります。福音だけが、イエス様だけが人を救えます。イエス様だけが、命、真理、道です。
マッカーサーは、そのキリストを、福音を日本人に知らせようと、宣教師を多く呼び、聖書を配布させました。今日、私たちもその働きをしたいですね。クリスチャンである皆さんお一人お一人が、周囲の人々にとっての「宣教者」となられますように。
まだ聖書を読んだことのない、救われていない多くの方が、皆さんの周囲にたくさんおられます。その人たちに今、この世の終わりのとき絶対的に必要なのは、単に良い言葉だったり、親切な行為だったり、友情だったり、うれしいプレゼント(物質的なもの)・・・ではありません。
人はどんなにお金、地位、人脈を得ても、死んだあと地獄に行くのでは、何の意味もないですから・・・。そうです。皆さんの周囲の人にとって一番本当に必要なのは、まさに「救い」であり、それを得させてくださるイエス・キリスト様です。
今日、周囲の人に、友人に、家族に、上司に、後輩に、イエス様のことを宣べ伝えてみましょう。あなたが、あなたの目の前の人にとって一番の「宣教者」です。アーメン!
「良い知らせを伝える者の足は山々の上にあって、なんと美しいことよ。平和を告げ知らせ、幸いな良い知らせを伝え、救いを告げ知らせ、『あなたの神が王となる』とシオンに言う者の足は」(旧約聖書・イザヤ52:7)
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