多くの人が人間関係で悩み、苦しみ、葛藤し、思い煩い、その中で、ある人たちは病んでしまい、ある人たちは自ら命を絶つという選択を…。
例えば、職場の人間関係が良好だと思っている人は、全体の約3割というデータがあります。ですので、残りの約7割の人は、職場の人間関係が良好でないと思っていることになります。そう、仕事上のストレスの最大の原因が、人間関係だといわれています。
これらのことから分かるように、どんな人であれ、社会人の方も社会人でない方も、みんな人間関係で悩み、苦しみ、葛藤しているのです。
世界のベストセラーである聖書を読むと、聖書の中に登場してくる人たちもそうであったと読み取れます。
大使徒パウロはガラテヤの諸教会の人たちのことで嘆き、また苦しみました(ガラテヤ3:1、4:19)。ペテロも人間関係、特に同じ12弟子の1人であるヨハネとの関係に、ある時期苦しんでいたのが聖書を読んでいると分かります。ダビデも、義父であるサウロのことで苦しみまくっています。主イエス様も、律法学者やパリサイ人からの猛攻撃を…。
生きている限り、クリスチャンであってもやっぱり人間関係の問題は、ある…。これが、残念かもしれませんが事実です。
イエス様は、言われました。「世にあっては患難があります」と。そうです。世に生きる以上、人間関係の患難もあるでしょう。
だけど、主は、続けて言われています。
「しかし、勇敢でありなさい。わたしはすでに世に勝ったのです」(新約聖書・ヨハネ16:33)
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