ですから、あなたがたは、心を引き締め、身を慎み、イエス・キリストの現れのときあなたがたにもたらされる恵みを、ひたすら待ち望みなさい。(1ペテロ1:13)
現在の疫病や戦争、大災害を見るとき、イエスが語られた「世の終わり」の兆候に符号するしるしや事柄が起き始めているのではないかと思わされます。だからこそ私たちは、信仰を働かせて神の御心を探り、一方ではクリスチャンとして「世の終わり」まで与えられている使命、すべての国民にイエスの福音を宣べ伝えることを忘れてはなりません。神への信仰を働かせて、喜び、希望、愛すること、神の恵みを頂いて前進して生きていく人生の素晴らしさを人々に伝えてまいりましょう。
困難、試練の世の中にあるときこそ、クリスチャンの出番です。どのような状況でも、私たちは神からの祝福を頂き、周りの人々を幸せにできます。その秘訣を学びたいと思います。2022年が始まって以来「シン生活宣言」ということで「新、真、心、信、芯、神、深、親、進」を分かち合ってきました。
今日は「慎み」ということで「慎」から恵みを頂きましょう。第一ペテロの中には4回「慎む」という動詞が出てきて、信仰生活の中に慎み深い信仰を働かせるようにと記されています。慎み深い信仰を働かせると、神から特別な祝福が頂けるのです。その「慎」「慎み深さ」が働く信仰を自分のものとして受け止めるために、第一ペテロ4カ所の「慎み」から4つのことを学びたいと思います。
1. 私たちが受ける恵みの大きさを知る
1章13節には「心を引き締め、身を慎み」とあります。神様からの恵みは、とてつもなく大きいのですが、信仰が緩んでいると、それを受け損なってしまうのです。信仰のネジを締め、緊張感を整え、いつ再臨が来てもいいように、目を覚まして、永遠のいのちにまでつながる偉大な神の恵みを頂きましょう。
2. クリスチャンの生活の幸せへの鍵
3章16節には「ただし、優しく、慎み恐れて」と書かれています。私たちは慎み深くありたいと思います。ここでの慎みとは、優しさ、控えめ、ヘリくだりを忘れないことです。そうすれば、批判する人、敵対する人々にも必ず伝わります。
3. 主の御業を求めて信仰の目を覚ます
「万物の終わりが近づきました。ですから、祈りのために、心を整え身を慎みなさい」(4章7節)。世の終わりがいつ来てもよいように、信仰の目を覚ましていましょう。理屈ではなく行動で示せるように、いつも目覚めて信仰を働かせていきましょう。
4. 用心深く注意深く
「身を慎み、目をさましていなさい。あなたがたの敵である悪魔が、ほえたける獅子のように、食い尽くすべきものを捜し求めながら、歩き回っています」(5章8節)。クリスチャンとなったからといってすべてが順風満帆ということを神は約束されていません。試練は来るでしょう。人の力ではどうしようもないような大きな問題もあります。しかしそのときには、簡単に諦めず、悪魔に負けず、用心し、注意深く慎重に、軽はずみな人間的な行動をしないことです。神に信頼すれば、神の恵みを逃さず必ず勝利します。
慎み深さのある信仰を神から与えられましょう。慎み深さは目に見えず、隠れていますが、クリスチャンのハンドルのようなものです。これがあれば、方向性を間違わず進むことができます。
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