自殺防止を目指す電話相談機関「島根いのちの電話」(角南譲理事長)が、先駆的で地域社会への貢献度の高い活動を表彰する「県民いきいき活動奨励賞」に選ばれ、7日、同県庁で授賞式が行われた。山陰中央新報が報じた。
今年は同機関などあわせて10団体が選ばれ、授賞式では、各団体の代表に溝口善兵衛知事がねぎらいの言葉をかけながら表彰状を手渡した。同紙によると表彰状を受け取った角南理事長は、「今後も自殺者の減少に力を尽くしたい」と抱負を語った。
いのちの電話は、英国聖公会のチャド・ヴァラー司祭が1953年に始めた電話相談「サマリタンズ」にルーツを持ち、東京で71年に始まった。島根いのちの電話は、今年で活動30周年を迎える。現在は、認定を受けた約90人のボランティア相談員が、年中無休で午前9時から午後10時まで相談を受けている。また土曜日午前9時から日曜日午後10時の間は連続して相談を受け付けている。島根いのちの電話(0852・26・7575)。