3月4日の「世界祈祷日」に合わせて、今年も全国各地の教会で関連集会が開かれる。日本キリスト教協議会(NCC)女性委員会が集会の情報をブログに掲載し、参加を呼び掛けている。
世界祈祷日は1887年、米国の女性たちが移住者や抑圧されている人々を覚えて始めたもので、第2次世界大戦後は、和解と平和を求める祈りの日として教派を超えて広がった。現在では世界祈祷日国際委員会(WDP)が中心となり、世界中の教会で毎年3月第1金曜日に守られている。日本では1932年から始まり、49年からはNCC女性委員会がWDPから送られる原案を基に日本語式文を作成し、配布している。
今年の式文は、英国のイングランド、ウェールズ、北アイルランド世界祈祷日委員会が作成した。主題聖句はエレミヤ書29章1〜14節で、テーマは「わたしは、あなたたちのために立てた計画をよく心に留めている」。式文には、聖書研究や式文作成国の紹介などが盛り込まれている。
世界祈祷日にささげられた献金はWDPを通して、式文作成国で行われる女性の活動や国内外での女性の働きのために用いられる。各地の集会はオンラインや対面など、新型コロナウイルスの感染状況を見ながら準備が進められている。集会日程の詳細は、NCC女性委員会のブログを。