日本の隠れキリシタンをテーマに、フランス人フリージャーナリストのギヨム・ロアレさん(30)が昨年12月から今月初めにかけて長崎県の生月島を取材。30分のドキュメンタリー番組となり、10月にフランス国営放送で放映される。西日本新聞が報じた。
ロアレさんと隠れキリシタンとの最初の出会いは、遠藤周作の小説「沈黙」。07年には生月町博物館を訪れ、現在も隠れキリシタンが日本にいることを知る。帰国後に調査を開始し、取材企画が見事ロベール・ギラン日本報道賞を受賞。今回の現地取材となった。
ロアレさんは昨年12月中旬から生月島に滞在し、隠れキリシタンに代々伝わるクリスマス行事「御(お)産待ち」を取材。漁船に乗り、生月島の隠れキリシタンにとってもっとも重要な聖地とされる中江ノ島などを訪問した。