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愛に生きよう 菅野直基

2022年1月14日15時48分 コラムニスト : 菅野直基
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通常日本では「あなたを愛しています」という言葉は恥ずかしくて使えない言葉です。その一つの要因に仏教の影響があるかもしれません。私の友人で元僧侶の牧師がいます。愛について語り合ったとき、「仏教では、愛は悪いものと考えているんですよ」と言われました。仏教における「愛」は、異性、お金、名声などへの「執着心」であり、欲望の一種であり、煩悩の一つです。そのため「愛」を否定し、代わりに「慈悲」を大切にするそうです。

でも、聖書やキリスト教が使う「愛」は、日本語で同じ言葉でも意味や内容が違います。「愛」は執着心ではなく、自分を捨てて、相手が必要としているものを無条件で一方的に与える心と行為を指します。聖書には、「人がその友のために自分の命を捨てること、これよりも大きな愛はない」(ヨハネ15:13)と書かれています。イエス・キリストが十字架の上で愛を表してくださいました。そして「わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい」(ヨハネ13:34)と語られました。

愛とは執着心ではなく、友のために命を捨てることです。その愛をキリストから受け取り、味わい、今度はその愛で人を愛していくなら、この日本はやがて天国に変わります。人はそんな愛を求めています。私が仮に、有能な牧師で、名説教家で、多くの人を導いているとします。あるいは、有能なリーダーで、素晴らしいリーダーシップを発揮し、国民の支持を得ているとします。しかし、人は有能で立派な人より、自分に耳を傾け、愛してくれる人を求めています。カリスマ性より、自分に寄り添い、理解し、共に歩んでくれる人を望みます。

私の妻は、私が成功することを喜んでくれると思います。しかし、自分を愛し、大切にしてくれることを最も望むと思います。どんなにお金があっても、権力があっても、私が妻を愛さなかったとしたら、妻はうれしくないはずです。でも、平凡で足りないところがたくさんあっても、妻を愛する夫であったら、妻はうれしいと思います。

人を愛することは難しいですが、神の愛を受けてその愛を味わった人なら、人を愛することができます。私が神を愛し、妻を愛し、人を愛しているなら、愛された相手も幸せになるかもしれませんが、何より愛している私本人が幸せなのです。足りないところがたくさんありますが、心から人を愛する者でありたいと思います。

愛は世界を幸せにし、平和にし、救う力があります。愛を求めて今日を生きていきませんか。人を愛することは、決して恥ずかしいことではありません。素晴らしい生き方です。

◇

菅野直基

菅野直基

(かんの・なおき)

1971年東京都生まれ。新宿福興教会牧師。子ども公園伝道、路傍伝道、ホームレス救済伝道、買売春レスキュー・ミッションなどの地域に根ざした宣教活動や、海外や国内での巡回伝道、各種聖会での賛美リードや奏楽、日本の津々浦々での冠婚葬祭の司式など、幅広く奉仕している。日本民族総福音化運動協議会理事。

■ 新宿福興教会ホームページ(メッセージをくだされば、皆さんの近くの教会を紹介致します)
■ 菅野直基牧師のフェイスブック

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
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