私たちは子どもの頃から、物事を「良い」「悪い」のどちらかで判断するように教えられてきました。内容を吟味するより、「良い」「悪い」の判断を重視すると、悪い方を責めたり、見下したりするようになります。
それが他人なら「非難」に結び付き、自分ならば「自己嫌悪」に陥ります。あなたは、その人のすべてを知り尽くしているわけでもないのに、見た目や先入観だけで人を判断して、その価値観を相手に押し付け、自分を縛りつけていないでしょうか。
世の中には、「良い」「悪い」だけで判断できないことや、そのままで受け止めた方がいいこともいくらでもあります。また、あなた自身の中にも「良い」「悪い」だけで割り切れないことはいくらでもあるのではないでしょうか。「良い」「悪い」を決めないで、そのまま受け入れるという判断もあるのです。
これからは、今まで見過ごしてきた感情、出来事などをあるがまま受け入れて、もっと今の現状を楽しみましょう。
「あなたがたは、主にあっていつも喜びなさい。繰り返して言うが、喜びなさい」(ピリピ4:4)と聖書は語ります。
今日という一日をもっと楽しんで過ごしていきましょう。
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