バラク・オバマ次期米大統領は20日に行われる就任宣言で、エイブラハム・リンカーン第16代米大統領が1861年の就任式で用いた聖書を使用する。就任式実行委員会が発表した。
リンカーンの聖書はワシントン市内の議会図書館に所蔵されており、1280ページ、縦15センチ、横10センチ、厚さ4.5センチのもの。式典のために特別に許可が下りたが、使用されるのは今回が初めて。
オバマ氏は、リンカーンと同じイリノイ州の州議会議員だったこともあり、リンカーンから政治家としての様々なことを学んだなどと敬愛を示している。
当時、就任前から暗殺予告が相次いだとされるリンカーンは就任式の際、地元のイリノイ州から列車でワシントンへ向かったが、オバマ氏も就任式に向け17日にペンシルベニア州フィラデルフィアを経ち、列車でワシントンへ向かう。