オリックス会長の宮内義彦氏が、フジサンケイビジネスアイの特集「わが道・わが友」の中で、関西学院中学部時代を振り返り、「熱心なプロテスタント教育が行われていて、私にはそれがとても新鮮だった」「私はクリスチャンにはならなかったものの、子供のころに受けた宗教教育は、いまだに自分の心構えにも影響していると思う」と語った。
宮内氏は当時教わったことについて、「その教えは、自らの良心に恥じるところがなければいいという考え方だ。日本人は世間がどう思うかを価値基準にするが、キリスト教の場合は神様がどう思うかだ」と語り、洗礼を受けクリスチャンにはならなかったものの、大きな影響を受けたことを語った。
1935年生まれ。関西学院中学部・高等部を経て、関西学院大商学部を卒業。渡米しワシントン大学大学院で経営学修士(MBA)を取得。帰国後、日綿實業(現双日)に入社。1964年にオリエント・リース(現オリックス)に入社し、1980年に社長、2000年から会長を務める。日本経団連副議長で、ソニーの取締役及び、オリックス・バッファローズのオーナーでもある。73歳。