わたしは、真理のあかしをするために生まれ、このことのために世に来たのです。(ヨハネの福音書18章37節)
聖書には、私たちが何のために生まれ、何のために生きてどこへ行くのか?という「真理と奥義」が明確に書かれています。なぜなら聖書は、天地と私たちを造られた創造主なる「神ご自身の書」だからです。
その創造主であり神であられる御子イエスは、私たち人類へ送った聖書の「真理」を証しし、解き明かすために生まれ、世に来られたのです。そして、罪のない神の御子イエス・キリストは、私たちの罪の身代わりとなり十字架刑で死なれ、よみがえり、その御子イエスを救い主と信じて告白する私たちは「天の御国を受け継ぐ者」へと変えられました。
「この方にあって私たちは御国を受け継ぐ者ともなりました。みこころによりご計画のままをみな行う方の目的に従って、私たちはあらかじめこのように定められていたのです」(エペソ人への手紙1章11節)
では、御子イエスを信じ御国を受け継ぐ者となった私たちの新しい生きる目的とは何でしょうか? 御子イエスを信じる前までの私たちは、自分の欲望や感情の赴くままに人生を計画し、楽しみを追求していましたが、実はそんな人生というものはとてもむなしく、消えていくような霧にすぎなく、明日は何が起きて終わるかが分からないはかないものなのです。
はかなく下へ降って終わるはずだった私たちは、聖書にあるキリストの真理を知り、新しく変えられ生きる者となりました。私たちの新しい人生の目的は、キリストの栄光を現すために、御霊の実を結ぶことです。
「御霊の実は、愛、喜び、平安、寛容、親切、善意、誠実、柔和、自制」(ガラテヤ人への手紙5章22、23節)
キリストがしたように、第一に神を愛し、隣人を愛することで、キリストの似姿につくり変えられていくことが大切なのです。
「あすのことはわからないのです。あなたがたのいのちは、いったいどのようなものですか。あなたがたは、しばらくの間現れて、それから消えてしまう霧にすぎません」(ヤコブの手紙4章14節)
不明確で不確実な、霧のようにむなしい人生で終わるはずだった私たちは、キリストによって信仰による希望ある人生へとシフトしました。自分の人生を主に委ねることで平安を得て、人生の最終目的である天の御国へ行けるのですから、主にある約束の希望に感謝します。
創造主なる神に栄光が世々限りなくありますように。
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さとうまさこの漫画コラムをご覧いただき、ありがとうございます。このコラムでは毎回、コミックバイブル『まんが 新約聖書ヨハネの福音書 キリストの言葉』の中から皆さんにお薦めする一場面を、聖書のメッセージと共にご紹介します。
さとうまさこのビジョンはすばり、「神の言葉である聖書を漫画化する」ことです。聖書を漫画化し、世界中のたくさんの人々に届けるというビジョンと情熱を神様から与えられています。
31年前にキリストに出会って以来、教会の礼拝を欠かさず守りつつ、夫婦で執事として教会に仕えながら活動しています。聖書からインスピレーションが与えられ、聖書に脈打つ神の愛と救いを描いた作品を幾つか手掛けてきました。
このコラムでご紹介する『ヨハネの福音書 キリストの言葉』は、さとうまさこの最新作です。聖書の中でも特に漫画化が難しいとされる「ヨハネの福音書」が示され、祈りのうちにインスピレーションが与えられてできた作品です。
このコラムを通して、一人でも多くの方に聖書の言葉、イエス・キリストの福音をお届けできたらと願っています。
次回のコラムも、お楽しみに!
【書籍のご紹介】
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漫画家ちばてつや先生から「大作だ!」と推薦の言葉を頂きました。
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