【CJC=東京】米聖公会ロサンゼルス教区はカリフォルニア州リバーサイドで開いた教区会議で12月5日、J・ジョン・ブルノ主教が、同性愛者の結合祝福を認める方針を明らかにした。ただ司祭が祝福を行わないことも認めるという。
同教区は、ロサンゼルスなどカリフォルニア州南部6郡を管轄している。同性愛者の聖職叙階など性問題で保守的な4教区が米聖公会を離脱して新管区設立へ動き出した直後のことだけに関心を集めている。
ただ同教区ではこれまでも実際に祝福が行われており、パサデナのオールセインツ・エピスコパル教会のスーザン・ラッセル司祭は「公然化しただけのこと」と言う。同氏は同性愛者で、米聖公会内の同性愛者や性転換者などで組織する『インテグリティ・USA』の会長。