Skip to main content
2026年6月24日22時50分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. インタビュー
創立19周年企画

歌舞伎町で夜回り3年、レスキュー・ハブの坂本新さん 「一歩踏み込んだ支援が必要」

2021年5月25日17時13分
  • ツイート
印刷
関連タグ:人身取引(人身売買)性暴力・性虐待貧困
歌舞伎町で夜回り3年、レスキュー・ハブの坂本新さん 「一歩踏み込んだ支援が必要」+
NPO法人「レスキュー・ハブ」代表の坂本新(あらた)さん。大手警備会社に約20年勤務し、その内の約10年は日本大使館の警備などのため海外で過ごした。

日本一の歓楽街、新宿・歌舞伎町で一人、夜回りをする男性がいる。NPO法人「レスキュー・ハブ」代表の坂本新(あらた)さん(49)だ。夜の歌舞伎町は、風俗店やガールズバーなどの客引きをする女性や、街頭で所在なさげに立つ女性の姿が目に付く。こうした女性たちは、性的搾取やDV被害、経済的困窮や未婚の妊娠・出産など、他人には相談しづらい困難を抱えているケースが多い。坂本さんはそんな彼女たちの元に自ら足を運び、必要であれば公的機関や民間支援団体などにつなげる「ハブ」となる活動を行っている。

海外勤務で目にした路上に立つ女性たち

坂本さんがレスキュー・ハブを設立したのは昨年4月。任意団体として始め、昨年10月に法人化した。それ以前は約5年半、人身取引被害者を支援する別のNPO法人で働いていた。歌舞伎町で夜回りをするようになったのも、このNPO法人で働いていたときだった。坂本さんは当初、ファンドレイジング(資金調達)の担当者として働いていたが、スタッフがそれほど多くない団体だったこともあり、外部機関との調整やメディア対応など、さまざまな業務も担うようになった。その中で最もやりがいを感じたのが、被害者本人と関わる直接支援だった。「さらに一歩踏み込んで、本当に孤立している人を一人でも助け、本人が望む形になるまで支援したい」。そうした強い思いに押し出されて独立を決めた。

このNPO法人で働く前は、大学卒業とともに就職した大手警備会社に20年近く勤務した。その間、テロなどの危険もある中米ホンジュラスやロシア、中国の日本大使館でそれぞれ2~4年の警備業務を経験し、その他の国での短中期駐在なども含めると、計10年近くは海外勤務だった。この海外勤務中、いずれの国でも目にしたのが、生活のため路上に立って売春する女性たちの姿だった。

「初の海外勤務となったホンジュラスに渡ったのは28歳の時でした。海外に行って初めて、こういう現実があることを知りました。何とかならないのかと思いつつ、自分にはできることはないと思っていました」

歌舞伎町で夜回り3年、レスキュー・ハブの坂本新さん 「一歩踏み込んだ支援が必要」
ホンジュラス勤務時、国家警察特殊部隊「コブラ」と共に(写真:坂本さん提供)

しかし、2カ国目の長期海外勤務となったロシア滞在中、人生について深く考える機会があった。両親がクリスチャンで、親戚には牧師もいるという坂本さんは、自身も幼い頃から教会に通っていた。「『クリスチャンだからこうしなければ』という強い思いがあったわけではありませんが、恵まれた家庭環境に生まれた自分は、社会に対して何か果たすべきことがあるのではないかと考えました。タラントをどう増やして、どうお返しすべきかと。海外勤務はそれを考えるきっかけになりました」

最も関わりたくない問題だからこそ

社内の限られた人にしか許されない海外勤務は一種のステータスでもあった。その一方で、現地では紛争や深刻な貧困など、海外ならではの暗い面も目にした。その中で坂本さんが最も目を伏せたかったのが、性的搾取や人身取引の問題だった。だが、最も関わりたくない問題だからこそ、向き合うべきだという思いもあった。

会社ではそれなりに評価され順調に昇進もしており、不満はなかった。そのため、退職して別の道を歩むかは悩んだという。そんな時、坂本さんの背中を強く押してくれたのが、サン・テグジュペリの『人間の土地』の一節だった。

人間であるということは、とりもなおさず責任を持つことだ。人間であるということは、自分に関係がないと思われるような不幸な出来事に対して忸怩(じくじ)たることだ。

また、クリスチャンとして長年親しんできた聖書の言葉も坂本さんの決心を助けた。

あなたの手に善をなす力があるならば、これをなすべき人になすことを、さし控えてはならない。(箴言3章27節、口語訳)

退職後はキリスト教系の国際NGOに1年勤務し、その後、警備会社時代から寄付をしていた、前述の人身取引被害者の支援を行うNPO法人に転職した。

歌舞伎町で夜回り3年、レスキュー・ハブの坂本新さん 「一歩踏み込んだ支援が必要」
2018年に台湾で開かれた人身取引防止国際会議に参加した際の写真(写真:同上)

話ができるようになるまでに1年半

夜回りを始めた当初は、「困っていることはありませんか。相談に乗ります」と声掛けをしていたが、まともに応じてくれる女性は一人もいなかった。見た目は普通の「おじさん」。初対面で話し掛けても、信用してもらえるはずがなかった。その後、カイロや化粧を落とすクレンジングペーパー、マスクなどに、連絡先を書いた相談カードを添えて手渡すようにした。その場合も、受け取ってくれた人に「〇〇という団体の者です」と切り出せば、女性たちは避けるように離れていってしまう。今は「どうぞ」と言って手渡すだけにしているという。

前職のNPO法人時代も含め、夜回りはすでに3年近く続けている。しかし、彼女たちと話ができるようになるまで1年半かかったという。何度も歌舞伎町に足を運ぶ中で顔を覚えてもらえるようになり、今では彼女たちから話し掛けてくれることもある。

泥沼から救い出すためには、自分も泥沼に入る覚悟で

NPO法人の代表ではあるが、日中は一般の会社で働いており、夜回りはまったくの手弁当。相談する女性たちの多くは経済的な困窮を抱えており、一番多い相談が「お金貸してくれない?」だという現実もある。所持金2千円で、幼い子どもを連れて交際相手の家から逃げ出してきたシングルマザーなど、緊急性の高い事例もあり、坂本さんが自腹で必要な物品を買い渡したり、宿泊先を用意したりすることも珍しくない。また、相談の電話は坂本さんの都合など関係なく、深夜2時でもかかってくる。

「正直しんどいと思うこともあります」。しかし、坂本さんがこの働きを続けるのは、困難を抱える女性たちを助けるには、最後まで寄り添い続ける「一歩踏み込んだ」支援が必要だと考えるからだ。

歌舞伎町で夜回り3年、レスキュー・ハブの坂本新さん 「一歩踏み込んだ支援が必要」
夜の歌舞伎町(写真:同上)

「性風俗に携わる理由はさまざまですが、多くは経済的な困窮です。児童養護施設出身のため頼れる人がいなかったり、親との関係断絶、交際相手からのDV被害、未婚の妊娠・出産、シングルマザーであったりと、環境も大きく影響します。一方、こうした女性たちは、風俗で働いていることを知られたくない、公的制度や支援団体の存在を知らない、そもそも被害に遭っていると自覚していないなどの理由で、自ら助けを求めない、あるいは求められないことが多くあります。だから、支援者側が積極的に出向いて声を掛ける必要があるのです」

また支援者側は、現在の立ち位置よりもさらに一歩踏み込む勇気と覚悟が必要だと坂本さんは言う。

「関わることで面倒な問題に巻き込まれることもあります。しかしそれでも、最後まで支援し続けるという覚悟で寄り添い続けるとき、当事者との信頼関係が生まれます。泥沼から救い出すためには、自分も一度泥沼に入る覚悟が必要なのです」

歌舞伎町で夜回り3年、レスキュー・ハブの坂本新さん 「一歩踏み込んだ支援が必要」
相談カードを添えた配布物(写真:同上)

 クリスチャンだからこそ関わってほしい、知ってほしい

一方、これまで活動を続けてこられたのは、自身がクリスチャンだったからという面もあると話す。

「普通の人であれば、不安が先行してしまいなかなか難しいと思います。でも、クリスチャンはからし種一粒ほどの信仰があれば行動できる、祈りによって乗り越えることができると思います。だからこそ、クリスチャンにはこうした問題にもっと関わってほしい、直接関わらなくても現実を知ってほしいと思っています。阪神大震災や東日本大震災では、被災地でいきなり聖書を配る団体もあったと思います。もちろん聖書は大切ですが、被災者にとってそれよりも先に必要なのは衣食住。まずは希望を持てる環境を作ってあげることではないでしょうか。この働きを通して、クリスチャンとして助けを必要としている人たちに希望を与える役割を担っていければと思っています」

レスキュー・ハブは現在、坂本さんとボランティア数人で活動している。今後は毎月の継続的な寄付を呼び掛けるなどし、資金面が安定すれば常勤のスタッフも置きたいと考えているという。ホームページは現在準備中で、寄付は下記で受け付けている。問い合わせは、坂本さん(電話:080・3503・2903、メール:[email protected])まで。

【口座情報】
三菱UFJ銀行 渋谷明治通支店(店番:470)
(普)4225858 特定非営利活動法人レスキュー・ハブ
※ 送金後は上記の坂本の連絡先までご連絡ください。領収書と礼状を送りいたします。

◇

クリスチャントゥデイは2002年の創立以来、多くの皆様に支えられ、5月20日で19周年を迎えることができました。これまで長きにわたり、ご愛読・ご支援いただき、誠にありがとうございます。本記事は、創立19周年を記念した特集記事の第3回です。第1回【中絶による悲しみに寄り添う 教会で見過ごされてきた心のケア】、第2回【教会が近くにない駅が一目で分かる「教会と駅」 宣教の手助けに 本紙独自プロジェクト】もご覧ください。

関連タグ:人身取引(人身売買)性暴力・性虐待貧困
  • ツイート

関連記事

  • 「クリスチャンだからこそ、もっと知って祈って関わってほしい」 人身取引に取り組む「ゾエ・ジャパン」

  • 世界で4千万人が被害 人身取引テーマにシンポ、宗教者ら約100人参加

  • 路上で過ごす人におにぎりとパンを イブの夜も「夜回り」、NPO法人「てのはし」

  • “日本一敷居の低い教会” 酒場で教会! 新宿ゴールデン街の夜

  • 「キリスト病」にかかってしまった元山口組系総長(1)3度目の差し入れで読んだ聖書 「最初の一節で確信した」

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 救世軍清瀬病院が来年3月末で閉院、診療は今年11月下旬めどに終了

  • Gゼロ時代の津波石碑(10)【久保有政氏に聞く】仏教とキリスト教のつながり(前半) 山崎純二

  • 旧統一協会の解散命令が確定、最高裁「必要でやむを得ない」 特別抗告を棄却

  • 日本キリスト教海外医療協力会、新会長に柳澤理子氏 椙山女学園大学教授

  • 神学の限界と突破口(5)第1章 主な論争と解決─「聖霊論」の論争 三谷和司

  • ワールドミッションレポート(6月23日):東アフリカ 迫害国家への「逆流」─帰国者とアフリカ人宣教師③

  • ワールドミッションレポート(6月19日):インドのムンダス族のために祈ろう

  • 「重要な希望のしるし」 世界教会協議会のピレイ総幹事、米イラン覚書を歓迎

  • ワールドミッションレポート(6月24日):メキシコ カルテルと伝統の狭間で─暴力に耐えるキリストの弟子たち

  • ワールドミッションレポート(6月18日):チュニジア 最も身近な者たちから受ける見えない迫害

  • 国旗損壊罪の創設に反対、日本キリスト教協議会が声明

  • Gゼロ時代の津波石碑(10)【久保有政氏に聞く】仏教とキリスト教のつながり(前半) 山崎純二

  • 旧統一協会の解散命令が確定、最高裁「必要でやむを得ない」 特別抗告を棄却

  • 聖書原語への招き─霊に燃え、主に仕えるために(11)パン種の譬えで示す神の国 白畑司

  • 神学の限界と突破口(5)第1章 主な論争と解決─「聖霊論」の論争 三谷和司

  • 救世軍清瀬病院が来年3月末で閉院、診療は今年11月下旬めどに終了

  • 両足に6本の指持って生まれた少年、キリスト教慈善団体の医療支援受け走れるように

  • トランプ氏のイラン戦争と移民政策、福音派で評価二分 否定的回答が半数超える

  • 「世界難民の日」 ワールド・ビジョンが8カ国で調査 子ども守る「自立」の重要性訴え

  • 中国当局、秋雨聖約教会の礼拝を摘発 信徒33人を拘束

  • 国旗損壊罪の創設に反対、日本キリスト教協議会が声明

  • 米メガチャーチがビーチで洗礼式、過去最多の2552人が受洗

  • 着工140年以上のサグラダ・ファミリア、主塔「イエスの塔」完成 NHKが特番

  • 「聴く隣人のいるところ」 キリスト教高校の1年間が伝える「自由とは何か」問う大切さ

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(250)未信者とセカンドチャンスに潜む大きな課題 広田信也

  • 神学の限界と突破口(4)第1章 主な論争と解決─「贖罪論」の論争 三谷和司

  • 戦後のキリスト教ブームの中で生まれた口語訳聖書、今にも生きるキリシタン時代の聖書訳

  • 聖書全巻の翻訳、800言語で完成 飛躍的に加速する聖書翻訳

  • 「祈りなくしてリバイバルは起こらない」 日本リバイバル同盟が創立30周年

  • 「ありがとう」か「あたりまえ」か 佐々木満男

編集部のおすすめ

  • 「今、求められているのは、慰めと癒やし」 能登被災者支援でゴスペルコンサート

  • 「祈りなくしてリバイバルは起こらない」 日本リバイバル同盟が創立30周年

  • 芥川賞作家の鈴木結生氏らが登壇、青山学院大学で口語訳聖書刊行70周年記念講演会

  • 四国の教会が教団教派超え一致 「愛と希望の祭典・四国」閉幕、延べ3千人以上が参加

  • 「あなたの人生は、必ずよみがえる」 第63回首都圏イースターのつどい

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • Threads
  • RSS
Copyright © 2002-2026 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.