ローマ教皇フランシスコは3月上旬、治安の悪化が懸念されるイラクを、歴代教皇として初めて訪問した。イラク国内シーア派最高権威とされるアリー・シスタニ氏との会談もなされ、彼が積極的に推し進めている宗教間対話も促進した形となる。
3月7日には、イスラム過激派組織「イスラム国」(IS)の活動拠点であった北部の都市モスルを訪れ、破壊されたカトリック教会で祈りをささげ、戦争の犠牲者を偲び、平和を訴えた。
フセイン政権が打倒されて以降、政情の安定しないイラクだが、この地の平和が回復され、福音伝道と救霊が進むよう祈っていただきたい。
■ イラクの宗教人口 ※内戦前の統計
イスラム 98・6%
プロテスタント 0・2%
カトリック 0・04%
正教会関係 0・3%