電撃的なモロッコとの国交樹立合意を発表した2日後の昨年12月12日、イスラエルは、ヒマラヤの小さな仏教王国ブータンとも国交樹立の合意に至ったと、イスラエル外務省を通じて発表した。
今回の合意は米国の仲介によらない、イスラエル独自の外交成果だ。
中東において西欧的民主主義の価値観を共有するイスラエルの2019年一人当たりのGDPは、世界第21位となっており(日本は25位)、1948年の建国以来、厳しい環境に置かれてきたが、今や、防衛、バイオ、ハイテク分野などで、決して無視できない小大国となったのだ。専門家らは、今後、インドネシアやカタールなどがイスラエルと国交樹立を果たすと見ている。
イスラエルとブータンの友好のために、また両国における伝道と救霊のために祈っていただきたい。
■ ブータンの宗教人口
仏教 74・6%
プロテスタント 1・9%
カトリック 0・2%
イスラム 0・5%
ヒンズー 22・4%