各地で不正行為の疑いが噴出しているために、決着がついていない米国大統領選挙のためにお祈りいただきたい。
不審な票や、不可解な集計ソフトの動作、登録有権者を超える投票数など、米国の大統領選挙を取り巻く疑惑の黒雲はますます深まる一方だ。幾つかの激戦州でトランプ陣営が不正選挙の疑いを申し立てているために、正式な選挙勝者はいまだ未確定となっている。
今回の大統領選挙では、民主党候補のバイデン氏が8千万票を獲得して史上最多得票となったとされている。しかし、11月28日にバイデン氏が感謝祭のスピーチを行った際にはオンラインストリーミングの視聴者が千人あまりしかおらず、インターネットユーザーを中心にバイデン氏の得票を疑問視する声が多数上がった。
同じく感謝祭の日の記者会見でトランプ氏は、「証拠もある、証人もいる、しかし時間だけが私の味方をしない」と述べ、法廷闘争の日程がかなりタイトであることもにじませた。
19日に開かれたトランプ弁護団側の1時間30分以上にも及ぶ会見は、例のごとく既存の大手マスコミがほとんど取り扱わない始末だ。時間的な制約から目下トランプ弁護団チームの戦略は、法廷闘争から激戦州の州議会説得へと舵を切りつつある。
27日にはペンシルベニアの共和党議員らとともに公聴会が開かれた。そこでは宣誓供述をした証人による証言がなされた。60万票運ばれた票のうちわずか3400票のトランプ票を除いて、あとはすべてバイデン票だったという。また5万票分を記録してあるUSBメモリが47個も紛失してどこに行ったのか分からないなど、あり得ない証言が続いた。このような公聴会が30日にアリゾナ、12月4日にジョージア州などで予定されており、公聴会とともに各州議会に働き掛けをする。
トランプ氏の法務チームは、不正選挙を理由に激戦州議会によって選挙人認定不能とさせ、それによってバイデン氏の選挙人獲得数が過半数の270人を割ることで、連邦議会による大統領選出に持ち込みたい考えだ。
合衆国憲法では、最終的な選挙人選出の権限は州議会にあるとしており、これは不正でも不当でもない。ジェナ・エリス上級法務顧問によれば、この仕組みは神が先人たちに与えた知恵であり、不正選挙によって大統領を選出させないための安全装置なのだという。
熱心なボーンアゲンのエリス姉妹は、この仕組みの故に神と先人たちに感謝していると述べた。奇しくも激戦州の議会多数派は共和党であり、神の配剤がそこにあったと言う他ない。
ある有識者は、もし今回の選挙結果が大規模な不正行為によってもたらされ、それを阻止する手立てなくこのまま大統領が決定されるなら、今後米国で二度と公正な選挙で大統領が選ばれることは期待できないと言った。
今回の選挙の結果いかんによっては、全史的に今後の世界を左右しかねない分水嶺であることを覚えてほしい。以下は11月22日の日曜日に向けて発せられたフランクリン・グラハム氏の祈りの要請だ。
「選挙結果が確定するのを待つ間、私たちは祈る必要があります。もし不正があったなら、神がそれを明らかにし、責任者が暴かれるように祈りましょう。逆に、不正がなければ、神がそのことも明らかにされるよう祈ってください。米国民は真実を知る必要があります。今週末、我々が真実を知ることを神が助けてくださるように、この祈りに参加してあなたの祈りを集結してください。どうかこの呼び掛けを他の人と共有してください」
大統領選挙はまだ終わっていない。この戦いの背後には、光と闇、善と悪のせめぎ合いがある。不正の闇が露わにされ、光の主によって勝利すべき者に勝利がもたらされるように祈っていただきたい。