数多くの受賞と数多くのプラチナアルバムを誇るクリスチャンミュージック最高峰のアーティスト、マイケル・W・スミスとスティーブン・カーティス・チャップマンが、10月から11月にかけて19都市を巡る歴史的なツアーを展開している。
スミスとチャップマンが共同でツアーを行なうのは今回が初めて。1カ月あまりに及ぶこの「United Tour」は、オハイオ州コロンバスをはじめとする東海岸の都市を巡り、11月8日にフロリダ州セントアウグスティヌスで幕を閉じる。
ツアーには、クリスチャンミュージックにおいて最も人気が高いアーティストのうち2人が登場する。スミスとチャップマンは、2人で計8つのグラミー賞、96のドーヴ賞を勝ち取り、77回にわたるシングル1位と30以上のゴールド・プラチナアルバムを獲得してきた。一方、5歳の娘マリアを失ったチャップマンにとってはその後はじめてのツアー。
クリスチャンミュージックを代表する2人がツアーのためのリハーサルを行なったのを振り返り、チャップマンのマネージャーであるジム・ホーサーは自身のブログで、「新しい世界が開かれたようだ。マイケル・W・スミスとスティーブン・カーティス・チャップマンがステージで共に歌えるなんて」と喜びの声を上げた。
すでに7つのツアー会場のチケットが売り切れたことにホーサーは触れ、「ツアーはすでに出口に向かっていると言わせていただきたい」などと語った。
今回のツアーが企画されたのは、スミスとチャップマンが英国で「Compassionart project」をともに取り組んだすぐあとであった。このプロジェクトでは、チャリティーを目的に、クリスチャン音楽界で最も尊敬される歌手、作曲家、ワーシップリーダーら10組が共同で曲を作り上げた。
スミスはこのプロジェクトで過ごしたときを「人生で最も重要な数週間だった」と感想を語っている。
ツアーで2人のアーティストは、まだ未公開のアルバムからも「This Moment」「A New Hallelujah」など数曲を披露する予定だ。(Breathe Cast)