世界の子どもたちを支援するキリスト教主義の国際NGO「ワールド・ビジョン・ジャパン」(WVJ、東京都中野区)は10日、不二家のマスコットキャラクター「ペコちゃん」が「チャイルド・スポンサー」になったと発表した。
WVJの推進する「チャイルド・スポンサーシップ」は、途上国の子どもたちが未来へ希望を持って健やかに成長できるよう、地域の貧困解決を目指す支援プログラム。チャイルド・スポンサーからの月々4500円の支援金で、教育、保健・栄養、水衛生などさまざまな事業を長期間にわたって行い、子どもを取り巻く環境の改善を目指す。チャイルド・スポンサーになると、支援地域に住む「チャイルド」が1人紹介され、文通することや現地に会いに行くことも可能だ。
ペコちゃんは1950年に不二家の店頭人形としてデビューし、今年で生誕70周年を迎える。ペコちゃんの70周年アンバサダーを務める女優の酒井美紀さんが、WVJの親善大使でもあることから、今回70周年記念としてペコちゃんがチャイルド・スポンサーになることが決まった。ペコちゃんは、ウガンダ、コンゴ民主共和国、スリランカ、タンザニア、フィリピンに住む10人の子どもたちを支援することになる。
WVJによると、ペコちゃんは「いつかペコも、チャイルドに会いに行って、現地での生活ぶりを見られるといいなって思ってるんだ!」と意気込みを語ってくれたという。不二家のペコちゃん70周年特設ページはこちら。