米国のキリスト教進歩主義教界は、民主党のバラク・オバマ上院議員が第44代米国大統領への当選を決めたことについて歓迎する意を示した。
米国教会協議会(NCC)は現地時間4日(日本時間5日)、オバマ氏の大統領当選が確実となったのと同時に、当選を祝う声明を発表。継続的支持と協力を約束した。
NCCのマイケル・キンナモン事務総長は声明で、「米国の10万人余りの進歩主義に立つ信徒らを代表して、NCCはオバマ大統領当選者に祝賀のメッセージを送る」「我々は米国が直面している現実の問題を解決するためにオバマ氏とともに働く用意ができている」と語った。
キンナモン事務総長はまた、「我々はオバマ氏のために祈り、国を引っ張っていくすべての政治家のために祈る」と述べ、特に「神が知恵と分別力、そして健康をオバマ氏に与えてくださることを祈る」と語った。
米国のキリスト教進歩主義教界では今年、大統領選で特に「生命」「結婚」などの道徳的な問題に焦点を当てた保守主義教界とは異なり、「貧困」「環境」「教育」などの社会的な問題において、オバマ氏への共感の声を挙げ、幅広い支持を示してきた。