米ニューヨークのリディーマー長老教会創設者で、著名な執筆家でもあるティモシー・ケラー牧師(69)が7日、すい臓がんと診断されたことを自身のツイッターで明らかにした。
ケラー牧師はツイッターへの投稿(英語)で、約3週間前までがんであることにまったく気付いていなかったと告白。この日は、メリーランド州にある米国立がん研究所に行き、追加の検査を受け、今週からニューヨークに戻って化学療法を始めるという。
「私には素晴らしい人間の医者たちがいますが、もっと重要なことは、私を見てくださる『偉大な医者』である方ご自身がおられることです。ショックや恐れはありますが、この数週間、生体検査を含むさまざまな検査や手術を受けている間、神は驚くほど私と共にいてくださりました」
ケラー牧師はそう述べた上で、以下の4点について祈りを求めた。
1)神が医学的な方法または直接的な介入により、がんを消滅するまで後退させてくださるように、2)ケラー牧師夫妻がこの世の喜びから離れ、何よりも神の臨在を求めるよう、この機会を用いられるように、3)家族の慰めと励ましのために、4)治療による副作用があっても、書いたり話したりすることが続けられるように。
その上でケラー牧師は最後に、ヘブライ人への手紙12章1~2節を基に、「自分に定められた競走を、喜びをもって走る。なぜならイエスは、これよりも明らかに苦しい競争を、私のために、喜びをもって走られたのだから」とつづった。
ケラー牧師は、1989年に妻のキャシーさんと3人の幼い息子たちと共にリディーマー長老教会を開拓。専門職に就く若者を中心に多様性に富んだ会衆を20年余りにわたって牧会し、同教会は毎週5千人余りが集うまでに成長した。