中国唐代景教徒たちの賛美歌の一つ、大秦景教三威蒙度讃には当時シリア語で書かれたものがありました。それを手書きにして読みをつけて紹介します。漢訳文とシリア語文とは内容がまったくそっくりであるとはいえないことが分かります。シリア語と漢文訳の賛美歌の原書はフランスのパリ国立図書館に保存されていることが伝えられています。
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続きの2の読みと和訳は右から左へと書いてあります。

※ 参考文献
『景教—東回りの古代キリスト教・景教とその波及—』(改訂新装版、イーグレープ、2014年)
旧版『景教のたどった道―東周りのキリスト教』
高橋英海「翻訳と文化間関係 シリア語とその周辺から」p83-110 『精神史における言語の創造力と多様性』(慶応義塾大学出版会、2008年)
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