求めなさい。そうすれば与えられます。捜しなさい。そうすれば見つかります。たたきなさい。そうすれば開かれます。だれであれ、求める者は受け、捜す者は見つけ出し、たたく者には開かれます。あなたがたも、自分の子がパンを下さいと言うときに、だれが石を与えるでしょう。・・・あなたがたは、悪い者ではあっても、自分の子どもには良い物を与えることを知っているのです。とすれば、なおのこと、天におられるあなたがたの父が、どうして、求める者たちに良いものを下さらないことがありましょう。(マタイ7:7~11)
今年のテーマとして「A Season of Blessings! A Day of Salvation! 主キリストによる恵みと救いを実体験しよう!」を掲げました。テーマを掲げるだけで終わらないよう、私たちの実生活を整えてまいりましょう。神様は、私たちに良い物を必ず与えてくださるお方です。そのような神様であることを、忘れないようにしましょう。今日の聖書箇所で、イエス様が強調したおことばをしっかりと自分のものとしてまいりましょう。3つのことを確認したいと思います。
1. 父なる神に求める
私たちが求めるとき、誰に求めるのでしょうか。それは、天におられる父なる神様です。神様が、私たちの求めに応じてくださるのです。神の独り子としてこの世に生まれたイエス様は、神様についての真理を人々に伝えました。人となった神であるイエス様でなければ教えられない真実が、幾つもあったからです。その一つは、私たちの信じる神が父なる神であり、そのことを告白するとき、神様は親しく愛をもって私たちと関わってくださるお方であるということです。
マルコ14:36では、イエス様はゲツセマネにて「アバ、父よ。あなたにおできにならないことはありません」と、神様に祈りました。この「アバ」という言葉は、当時のイスラエル人が、自分の父親に親しく呼び掛けるときに使われました。イエス様は、天の神様に対して親しみをもって「アバ」と呼び掛けてよいのだということを私たちに示してくださいました。
ですからパウロも、ローマ8:15で「私たちは御霊によって、『アバ、父』と呼びます」と語っています。私たちがささげた祈りを聴いてくださるお方は、私たちをとことん愛し、親しく語り掛けてくださる天の父なる神であることを忘れてはならないのです。
2. 神様は恵みと祝福を与えてくださる
神様は、「悪い人にも良い人にも太陽を上らせ」るお方で(マタイ5:45)、善人にも悪人にも良いものを与えてくださるのです。では、神を信じる者にはどのような祝福が与えられるのでしょうか?
イエス様が話された放蕩(ほうとう)息子のたとえ話では、悔い改めて戻ってきた息子に父親は、一番良い着物を着せ、肥えた子牛を食べさせました(ルカ15:22、23)。神の子どもとして歩むことを選んだ信仰者に対して、神様は必ず最善最高の恵みと祝福を与えてくださることに感謝しましょう。
3. 求める者になる
私たちは、神様の御前に立って恵みを求める者でありましょう。「神様、私はこの1年、恵みと救いを願います! あなたの前に飢え渇き、恵みを願い求めています」と祈ってまいりましょう。聖書がルカ18:1で「いつでも祈るべきであり、失望してはならない」と語っているように、私たちはくじけることなく神様に祈り、求め続けていきましょう。
マルコ10:51でイエス様は、盲人のバルテマイに「わたしに何をしてほしいのか」と語られました。あなたがイエス様に何を願い求めているか、何を期待しているのか、イエス様は、あなたの本音に関心を持っておられます。
さあ、「A Season of Blessings! A Day of Salvation! 主キリストによる恵みと救いを実体験しよう!」のもと、神様に恵みを求めて祈ってまいりましょう。
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