京都産業大学の男子学生3人がイタリアの大聖堂に落書きをした問題で同大は17日、3人が謝罪文と寄付金を大聖堂側に送ったことを明らかにした。時事通信などが伝えた。
今年6月、同大の3人は世界遺産に指定されているイタリア・フィレンツェ歴史地区のサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂に落書きしていたことが発覚し、14日間の停学処分となった。
3人は当初、落書き消去作業への参加を大聖堂側に申し出たが、素人が消せるものではないとして断られたため、代わりに夏休みにアルバイトをして貯めた1000ユーロ(約14万円)を寄付したいとの旨を9月末に伝えていた。
これに対し大聖堂側からは、「不幸な出来事があったが彼らの心遣いは素晴らしい」という内容のメールが届いたという。落書きは大聖堂側がすでに7月に消去している。