米国メリーランド州ボルティモアで、核兵器に対する非暴力的抗議活動によって実刑判決を受けたローマ・カトリック教会の修道女2人が、米連邦政府のデータベースに「テロリスト」として登録されていたことが10日、同修道女らの証言で明らかになった。AFP通信が伝えた。
同通信によると、誤ってテロリストに指定されていたのはドミニカ人修道女のアルデス・プラットさん(72)とキャロル・ギルバートさん(60)。05年から06年の連邦政府のデータベース上に誤って「テロリスト」として登録されていたことを伝えるメリーランド州警察からの手紙が届き、分かったという。
両氏は、「生涯を通して非暴力を貫いてきたのに、テロリスト扱いされるとは全く耐えがたい」(同通信)と胸の内を語った。