聖書は誰が、いつ頃書いたのか。
旧約聖書はBC1400年ごろからBC430年ごろです。新約聖書はAD30~95年ごろのことです。前後およそ1500年といえます。
著者により主要部分が書かれた後間もなく、締めくくりとか後書きとかが後継者によって補足されるということはあり得たでしょう。また、著者の身近にいて筆記した者が別にいたこともありました。別に編集する人がいたかもしれません。しかし、いずれも著者の書であるということを妨げるものではありません。
具体的には、
【旧約聖書の著者】モーセ、サムエル、ヨブ記記者、ダビデ、ソロモン、アサフ、コラの子たち、イザヤ、エレミヤ、エゼキエル、ダニエル、ホセア、アモス、ヨナ・・・およそ30数名
【新約聖書の著者】マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネ、パウロ、ヘブル書記者、ヤコブ、ペテロ、ユダ・・・およそ10名
このうち、ルカだけはギリシャ人で「ルカ福音書」と「使徒の働き」の著者。他はすべてユダヤ人が著者です。
これらの人々は、神からの霊に促され、導かれて、神が言おうとしていることを的確に書き著しました。神は、これらの人々の知識、文体、個性なども用いて書かれたのです。
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