キリスト教の国際支援団体「国際飢餓対策機構」(Food For The Hungry:FH)のゲイリー・エドモンズ(Gary Edmonds)前会長兼最高責任者(CEO)が6日、がんのため死去した。69歳だった。エドモンズ氏のフェイスブックで親族らが明らかにした。
1950年生まれ。米国のカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)で数学を学び、その後、フラー神学校、リージェント大学で宣教学と神学を専攻。2002年からは世界福音同盟(WEA)の総主事を務め、飢餓撲滅を目指すキリスト教運動「ミカ・チャレンジ」を共同創設。家族と共に欧州に18年間居住し、国際キリスト教協会(現・国際コミュニタス)会長兼欧州代表や、スイスのクロスロード教会主任牧師などを歴任した。
FHでは8年間理事を務めた後、2014年に会長兼CEOに就任。昨年10月にCEOを後任に譲り、今年4月には会長職からも退いていた。
WEAは10日、公式サイトでエドモンズ氏への追悼を表明。エドモンズ氏が総主事として在職していた時期は、WEAが経済的に最も困難な時だったとし、エドモンズ氏の努力によりWEAの活動が持続できたとして、その功績をたたえた。