Skip to main content
2026年6月24日22時50分更新
クリスチャントゥデイ
メールマガジン サポーターのご案内
メールマガジン サポーターのご案内
Facebook Twitter
  • トップ
  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
  • 記事一覧
  1. ホーム
  2. 論説・コラム
  3. コラム
新・景教のたどった道

新・景教のたどった道(10)東方教会の特徴 川口一彦

2019年5月23日10時39分 コラムニスト : 川口一彦
  • ツイート
印刷
関連タグ:川口一彦

東方教会の特徴

1. 迫害と殉教、離散によって修道院を創設し、そこでの聖書の学びと霊的養いを発達させた

紀元後、ローマ帝国領のユダヤから多くのメシア信仰者たちが迫害を逃れて東方に向かったため、信徒たちが増えていきました。一方、339年から379年、420年、438年のペルシア帝国内では、皇帝やゾロアスター教徒からの迫害や大虐殺によって多くが殉教し、背教も起きました。逃れて離散した信徒たちは山麓で修道院を作り、信仰を守りました。

年代は下り、唐代中国の女帝、則天武后が帝位につくと「聖母」「聖神皇帝」と仏教徒らからあがめられ、景教徒たちは迫害に遭い、滅亡するかのようであったと景教碑文は刻んでいます。845年ごろには中国の武宗皇帝による景教徒迫害と殺害、国外追放と離散もありました。景教碑や各文書類が土に埋められ、焼却させられたりもしました。

2. 文字を発達させた

現地語に聖書を翻訳して宣教するために、シリア文字が東方各地で普及しました。文字は聖書翻訳と宣教、信徒教育のために必要不可欠で、そのために文字を作成。紀元前からパレスチナではアラム語が語られ、アラム文字からシリア文字へ、それからソグド文字やウイグル文字、モンゴル文字が作成されました。景教碑文のエストランゲル(丸いの意味)古シリア文字、ネストリアン字体、ヤコブ派字体など。

ザビエルの手紙には、インドで聞いた言葉はカルデヤ語で、「アレルヤ」と言っていたとあります。現在の南インドの使徒トマス教会の礼拝では、シリア語聖書やシリア語の典礼書が使用されています。

中国景教徒たちはシリア文字を使っていました。その証拠に、碑文や墓石類にシリア文字や聖句が刻まれています。シリア文字は22文字で、へブル文と同様に右から書いていきます。景教碑冒頭のシリア語からその一部を紹介します。

新・景教のたどった道(10)東方教会の特徴 川口一彦
右から左に書く。(中国)ンタスンィツィデ(総主教)シパパワ(地方主教)パコスピエ(兼)ルコワ(長老)ヤシシカ(景浄)ムダア。「長老アダム(景浄のこと、碑文の作者)は地方主教で、中国の総主教です」

2000年6月21日付毎日新聞大阪夕刊で、古代シリア語聖書抄録が敦煌莫高窟で見つかったとの共同通信社の報道がありました。シリア語聖書は中国の元代(1271~1368)のもので、縦19・8センチ、横30・8センチの大きさの白紙に手書きされたものとあります。

3. 修道院から諸学問を発達させた

神学、医学、礼拝賛美学ほかの学問が発達しました。修道院で聖句を書いて覚えたり、祈りや賛美の生活をしたり、家族への聖書教育も規則に従って行われていました。最初に始まったのはエデッサ神学修道院で、362年に召天したマール・アウギンが創設し、そこから指導者たちが各地に多くの修道院を建て、東方への宣教を担いました。さまざまな要路により、シリアからアルメニアへ、ペルシアへ、インドへ、中央アジアへ、東アジアへと広めました。

マルコ・ポーロ(1254~1324)はアルメニアのチグリス川上流にあるモスルについて、そこに大きな東方教会があることを述べ、大商人の交易活動や祈りをする民であるとも伝えています。モスルは『元史』巻63「地理志」には毛夕里とあります。

「大アルメニアの南東の国境にはモスル王国が接している。きわめて大きな王国で、多数の種類の人々が暮らしている。・・・ネストリウス派とヤコブ派のキリスト教徒の人々もおり、アコリと呼ばれる総大司教がいる。・・・高位聖職者を任命し、インドやバウダ[バグダッド]やカタイ[中国北部]のいたるところに送り込んでいるのである。・・・この国にはモソランと呼ばれる大商人たちがおり、大量の香料や真珠や金糸織りや絹織物を取引している」(『マルコ・ポーロ 東方見聞録』[岩波書店、2012年]より)

モスルは紀元前から旧約聖書の舞台でもあり、ヨナ書の主人公ヨナの墓や預言者ナホムの墓ともいわれるものもあり、モスルの対岸にはニネベ(クルド人からはニネヴェ、アッシリア人からはニネワと呼ばれている)があります。多くのイエス信徒もここにいて、ここが東方教会の拠点ともなりました。ちなみに、東方見聞録で「ネストリウス派」の用語が出るようになりました。

<<前回へ     次回へ>>

※ 参考文献
『景教—東回りの古代キリスト教・景教とその波及—』(改訂新装版、イーグレープ、2014年)
旧版『景教のたどった道―東周りのキリスト教』
『マルコ・ポーロ 東方見聞録』(岩波書店、2012年)

◇

川口一彦

川口一彦

(かわぐち・かずひこ)

愛知福音キリスト教会(日曜と火曜集会)ならびに名古屋北福音キリスト教会(水曜集会)の宣教牧師。フェイスブックで「景教の研究・川口」を開設。「漢字と聖書と福音」「仏教とキリスト教の違い」などを主題に出張講演も行う。書家でもあり、聖書の言葉を筆文字で書いての宣教に使命がある。大学や県立病院、各地の書道教室で書を教えている。基督教教育学博士。東海聖句書道会会員、書道団体以文会監事。古代シリア語研究者で日本景教研究会代表。特に、唐代中国に伝わった東方景教を紹介している。著書に『景教—東回りの古代キリスト教・景教とその波及—』など。

※ 本コラムの内容はコラムニストによる見解であり、本紙の見解を代表するものではありません。
関連タグ:川口一彦
  • ツイート

関連記事

  • 新・景教のたどった道(9)東方教会の本拠地、エデッサに宣教 川口一彦

  • 新・景教のたどった道(8)西アジアから東方に福音が広がる 川口一彦

  • 新・景教のたどった道(7)シルクロード、マリンロード、ステップロードはバイブル・メシアロード 川口一彦

  • 新・景教のたどった道(6)大秦景教の先駆者 川口一彦

  • 新・景教のたどった道(5)大秦景教の名称について 川口一彦

クリスチャントゥデイからのお願い

皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間30~40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、月額1000円からのサポーターを募集しています。お申し込みいただいた方には、もれなく全員に聖句をあしらったオリジナルエコバッグをプレゼントします。お支払いはクレジット決済で可能です。クレジットカード以外のお支払い方法、サポーターについての詳細はこちらをご覧ください。

サポーターになる・サポートする

人気記事ランキング

24時間 週間 月間
  • 救世軍清瀬病院が来年3月末で閉院、診療は今年11月下旬めどに終了

  • Gゼロ時代の津波石碑(10)【久保有政氏に聞く】仏教とキリスト教のつながり(前半) 山崎純二

  • 旧統一協会の解散命令が確定、最高裁「必要でやむを得ない」 特別抗告を棄却

  • 日本キリスト教海外医療協力会、新会長に柳澤理子氏 椙山女学園大学教授

  • 日ごとのパンを求めて―ジョージ・ミュラーの生涯(6)フランケの「孤児の家」

  • 神学の限界と突破口(5)第1章 主な論争と解決─「聖霊論」の論争 三谷和司

  • ワールドミッションレポート(6月24日):メキシコ カルテルと伝統の狭間で─暴力に耐えるキリストの弟子たち

  • 「重要な希望のしるし」 世界教会協議会のピレイ総幹事、米イラン覚書を歓迎

  • ワールドミッションレポート(6月23日):東アフリカ 迫害国家への「逆流」─帰国者とアフリカ人宣教師③

  • ワールドミッションレポート(6月19日):インドのムンダス族のために祈ろう

  • 国旗損壊罪の創設に反対、日本キリスト教協議会が声明

  • Gゼロ時代の津波石碑(10)【久保有政氏に聞く】仏教とキリスト教のつながり(前半) 山崎純二

  • 旧統一協会の解散命令が確定、最高裁「必要でやむを得ない」 特別抗告を棄却

  • 救世軍清瀬病院が来年3月末で閉院、診療は今年11月下旬めどに終了

  • 聖書原語への招き─霊に燃え、主に仕えるために(11)パン種の譬えで示す神の国 白畑司

  • 神学の限界と突破口(5)第1章 主な論争と解決─「聖霊論」の論争 三谷和司

  • 両足に6本の指持って生まれた少年、キリスト教慈善団体の医療支援受け走れるように

  • トランプ氏のイラン戦争と移民政策、福音派で評価二分 否定的回答が半数超える

  • 「世界難民の日」 ワールド・ビジョンが8カ国で調査 子ども守る「自立」の重要性訴え

  • 中国当局、秋雨聖約教会の礼拝を摘発 信徒33人を拘束

  • 国旗損壊罪の創設に反対、日本キリスト教協議会が声明

  • 米メガチャーチがビーチで洗礼式、過去最多の2552人が受洗

  • 着工140年以上のサグラダ・ファミリア、主塔「イエスの塔」完成 NHKが特番

  • 「聴く隣人のいるところ」 キリスト教高校の1年間が伝える「自由とは何か」問う大切さ

  • 日本人に寄り添う福音宣教の扉(250)未信者とセカンドチャンスに潜む大きな課題 広田信也

  • 神学の限界と突破口(4)第1章 主な論争と解決─「贖罪論」の論争 三谷和司

  • 戦後のキリスト教ブームの中で生まれた口語訳聖書、今にも生きるキリシタン時代の聖書訳

  • 聖書全巻の翻訳、800言語で完成 飛躍的に加速する聖書翻訳

  • 「祈りなくしてリバイバルは起こらない」 日本リバイバル同盟が創立30周年

  • 「ありがとう」か「あたりまえ」か 佐々木満男

編集部のおすすめ

  • 「今、求められているのは、慰めと癒やし」 能登被災者支援でゴスペルコンサート

  • 「祈りなくしてリバイバルは起こらない」 日本リバイバル同盟が創立30周年

  • 芥川賞作家の鈴木結生氏らが登壇、青山学院大学で口語訳聖書刊行70周年記念講演会

  • 四国の教会が教団教派超え一致 「愛と希望の祭典・四国」閉幕、延べ3千人以上が参加

  • 「あなたの人生は、必ずよみがえる」 第63回首都圏イースターのつどい

  • 教会
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
  • 宣教
  • 教育
  • 国際
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
  • 社会
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
  • 文化
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
Go to homepage

記事カテゴリ

  • 教会 (
    • 教団・教会
    • 聖書
    • 神学
    • 教会学校・CS
    )
  • 宣教
  • 教育
  • 国際 (
    • 全般
    • アジア・オセアニア
    • 北米
    • 欧州
    • 中南米
    • 中東
    • アフリカ
    )
  • 社会 (
    • 全般
    • 政治
    • NGO・NPO
    • 地震・災害
    • 福祉・医療
    )
  • 文化 (
    • 全般
    • 音楽
    • 映画
    • 美術・芸術
    )
  • 書籍
  • インタビュー
  • イベント
  • 訃報
  • 論説・コラム (
    • 論説
    • コラム
    • 執筆者一覧
    )

会社案内

  • 会社概要
  • 代表挨拶
  • 基本信条
  • 報道理念
  • 信仰告白
  • 編集部
  • お問い合わせ
  • サポーター募集
  • 広告案内
  • 採用情報
  • 利用規約
  • 特定商取引表記
  • English

SNS他

  • 公式ブログ
  • メールマガジン
  • Facebook
  • X(旧Twitter)
  • Instagram
  • YouTube
  • Threads
  • RSS
Copyright © 2002-2026 Christian Today Co., Ltd. All Rights Reserved.