浅草の街角で笑いを振りまく喜劇役者「プッチャリン」のDVDを千葉県流山市の日本キリスト合同教会・江戸川台教会の高橋竹夫牧師が制作した。朝日新聞が伝えた。
同紙によると高橋牧師が、「プッチャリン」こと中島理一郎氏と知り合ったのは06年4月。当時、プッチャリンは劇団「お笑い浅草21世紀」の役者で、木馬亭公演の初日などに街頭で太鼓を叩き、おどけた姿でチラシを配っていた。舞台では主要な役を演じるわけでもなく、演技力があるわけでもない。しかし、幕間にチャップリンのような格好で登場し、客を笑わせ、菓子を売る姿に高橋牧師は気持ちを動かされたという。
プッチャリンの魅力の虜となった高橋牧師は、「温かくて、心を和ませるプッチャリンをもっと知ってほしい」との願いから本の出版を考えたが、DVDの方がPR効果が高いと思い、自費で制作を開始した。DVDのタイトルは「ハーイ、プッチャリンです!」。まず、チャップリンの映画「ライムライト」のテーマ曲をバックにプッチャリンの写真が紹介される。わずか5分間の場面だが、教会に機材を持ち込み、信徒のピアノ教師が曲を弾き、4時間かけて録音したという。
DVD(56分)は200枚の限定販売で1500円。問い合わせは、大和屋(電話:03・3842・7725)まで。