神学校の先生にこんな質問をされた。「結婚生活で一番大切なことは何でしょう?」
先生は、聖書の一節を読みながらこの問題を出した。それはちょうど、最初の男アダムの骨から最初の女エバを創造された箇所。聖書で最初の夫婦が誕生するシーンです(よく結婚式の説教で引用する箇所です)。
「神である主は、人から取ったあばら骨を、ひとりの女に造り上げ、その女を人のところに連れて来られた。すると人は言った。『これこそ、今や、私の骨からの骨、私の肉からの肉。これを女と名づけよう。これは男から取られたのだから。』 それゆえ、男はその父母を離れ、妻と結び合い、ふたりは一体となるのである」(創世記2:22〜24)
(生徒A)「う~ん。結婚するには、2人が自立していることが大事だから、父母を離れることですか」
(先生)「ブー。違います」
(生徒B)「えっ!? じゃ何だろう?一体となるってことですか」
(先生)「それも違います」
(私)「(;一_一)・・・まったく分からん」
皆さんは何だと思いますか。
答えは「連れて来られた」です。「神が」夫婦となる伴侶を選ばれて「連れて来られた」ということです。
私たち人間は間違うことがある。時に本当にこの人と結婚してよかったのだろうか?と悩むときがある。でも神様には間違いがない。
神様が2人を引き合わせたのだから、迷うことはない。その確信が大事だと教えてくれました。
<聖書のみことば>
「こういうわけで、人は、神が結び合わせたものを引き離してはなりません」(マルコ10:9)
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箕輪勇気(みのわ・ゆうき)
1981年名古屋市生まれ。2002年受洗。05年から4年間、神学校(信徒向けコース)で学び、現在は社会人として働きながら妻と共に一般信徒として教会に仕える。2児の父。