これからしばらくの間、このコラムでさまざまな状況の中における祈りの言葉を記載してみたいと思います。これらの祈りは「クロスウォーク」というネットジャーナルに記載されているもので、祈りを書かれた方のお名前を最後に記しておきます。これらを参考にして、私たちの祈りの生活がさらに豊かになれば幸いです。
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クリスマスの祈り
主よ。あなたのご降誕の祝いの日は、あなたを現しています。なぜなら、その日は全人類に喜びをもたらすからです。老若男女、皆あなたのお誕生を喜びます。あなたのご降誕の祝いは世代から世代へと受け継がれていきます。
この世の王も皇帝も過ぎ去ります。そして彼らを記念する祝いも時とともにやがて忘れられていきます。しかし、あなたのご降誕の祝いは世の終わりまで覚えられることでしょう。
あなたのご降誕の日は平和への道であり約束であります。あなたのご降誕とともに天と地は和解しました。あなたが天からこの世に来られたその日以来、あなたは私たちの罪を赦(ゆる)し、私たちの良心の呵責(かしゃく)を取り去ってくださいました。
あなたのご降誕の日にあなたは多くの贈物を私たちに与えてくださいました。病める者に霊的薬という宝の箱を下さいました。目の見えない者のために霊的光を与えてくださいました。渇いている者のために救いの杯を下さいました。飢えている者のためにいのちのパンを下さいました。
木々が裸になる冬の季節に、あなたは最もみずみずしい霊的果実を下さいます。霜が降りて土地が荒涼としているとき、あなたは私たちのたましいに新しい希望を与えてくださいます。種が地中に埋もれている12月に、処女からいのちが生まれたからです。
―シリヤの聖エフライム(306~373)
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