世界遺産登録を目指す長崎の教会群とキリスト教関連遺産を構成し、今年献堂100周年を迎えた堂崎教会で14日、長崎フルートオーケストラのコンサートが開催された。信徒や市民ら約50人が参加した。地元の長崎新聞が伝えた。
コンサートは、フルート奏者・渡辺義仁氏の指揮の下行われ、「アヴェ・マリア」などのクラシックから「百万本のバラ」「千の風になって」まで多彩な楽曲が披露された。また、ピッコロからFバスフルートまで、楽器の大きさと音色を比較しながら紹介する時間も持たれ、聴衆を楽しませた。
今年献堂100周年を迎えた堂崎教会は、「五島カトリックの総本山」とも称され、長く厳しい弾圧を絶え抜いた五島キリシタンの受難と勝利のシンボルとなっており、県の有形文化財に指定されている。