最近、「あぁ、もう思い残すことはない!」というほどの素晴らしい恵みの体験をした。心から神に感謝し、この体験を一生感謝しようと決心した。
日々それを思い起こし感謝しているうちに、これまでに何度も素晴らしい恵みの体験をしてきたことを思い出した。同時に、たくさんの恵みを受けていながら、しばらくたつとそれをすっかり忘れてしまい、さまざまな出来事について不平や不満の思いを抱いてきた罪に気が付いた。
「わがたましいよ。主をほめたたえよ。主の良くしてくださったことを何一つ忘れるな」(詩篇103:2)と聖書に書かれている。詩篇145~150篇には、これでもかこれでもかと、ダビデの賛美が高らかに歌われている。数々の試練に遭遇してきた中でいつも神に感謝し賛美をささげてきたダビデは、神の大きな恩恵を生涯にわたり受け続けた。
恩を忘れて感謝しないことは、「恩知らず」すなわち「高慢」という大きな罪である。不平や不満は、その人の心を不快にし、体の健康を損ね、家族を苦しめ、社会にも害を及ぼしていく。逆に、感謝と賛美は、その人の心を明るくし、体を健やかにし、家族を喜ばせ、社会にも益をもたらしていく。
「神の子」として新しく造られ、永遠の命を頂いているクリスチャンは、父なる神の最大の犠牲と恩寵である「キリストの十字架と復活」をこそ、生涯にわたり感謝し、主を賛美して毎日を生きるべきであると思う。
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