【ワルシャワ=ENI・CJC】ロシア正教会の首脳が西欧諸国を厳しく非難、他の国に自らの基準を課すべきではないと語った。
モスクワ総主教座対外教会関係部門の責任者フセフォロド・チャプリン師は「私たちは強力な国家と強い軍隊を持つべきだ。私たちの生き方や利益を侵害するものをはねつけ、世界で展開される出来事に影響を与える意思と力をそれで持つことが出来る」と言う。
ソユーズ・テレビとのインタビューで、チャプリン師は、「自由で独自の政治的な選択」を守り、西洋のモデルを拒否し、「私たちの国、その運命、国民性、歴史にあった法令を定める」を拒絶することを奨励した。
西欧諸国について、チャプリン師は、「国際法や自決を尊重すると言いながら、各国は常に自らの利益のために行動し、まったく逆の原則を適用する」と述べた。
チャップリン師は、世界教会協議会(WCC)、欧州教会会議の中央委員を務め、欧州安全保障機構宗教の自由専門家パネルのメンバーでもある。