コンテンポラリーゴスペルの大御所「Sounds of Blackness」の創始者で、これまで3回のグラミー賞、3回のステラー賞、ソウル・トレイン賞などの多数の賞を受賞してきた米国ブラックミュージックの第一人者であるゲイリー・ハインズが来日し、11月2日に東京・代々木のSYDホールでゴスペルワークショップを開催する。ワークショップではゲイリー・ハインズのほか、日本人ゴスペルシンガー6人も出演。事前に行われるゴスペルクラスに参加した40人は、当日日本人ゴスペルシンガーらと共演すこともできる。
今回のワークショップを主催するのは、今年6月に渋谷にオープンしたゴスペルスタジオ「ゴスペルスクエア」と、その運営団体である「NGOゴスペル広場」(東京都港区、ナナ・ジェントル代表)。ゴスペルを通して国際協力を行うNGOゴスペル広場は今年5月、参加費の一部を国際協力に用いるというコンセプトでゴスペルワークショップを開催し、スリランカの内戦被災地に職業訓練施設を一つプレゼントした。今回のワークショップも同じく参加費の一部が国際協力として用いられ、ラオスの子どもたち10人の1年分の奨学金として送られる。
出演する日本人ゴスペルシンガーは、市岡裕子、黒澤まりさ、ナナ・ジェントル、Bee 芦原、Bro. Taisuke、今角夏織。10月25日、11月1日の2回行われる事前ゴスペルクラスに参加した40人は、国内で活躍するこの6人の日本人ゴスペルシンガーとともに当日共演する。
5月に行われたワークショップ「チャリティー・ゴスペル・マラソン2008」でも同じく事前ゴスペルクラスが開設され、当初40人の定員だったが1週間で定員を達成してしまうという人気で、急きょクラスを増設、80人がプロのゴスペルアーティストとともに、歌声を披露した。
参加者からは、「初めてゴスペルを歌いましたが、想像以上に楽しかった」「大好きなゴスペルを歌うことで、チャリティーもやっていることになるなんて、そんな素敵なことはないです」「今回出て、やっぱりゴスペル続けたいと思いました」と大きな反響が寄せられた。
シャローム・ゴスペル・ミニストリー、日本民際交流センター共催。マイナビ留学、Bro. Taisuke Mass Choir、木村HIRO、GMWC、Harlem JP Choir、New Commitment Family、宮前ゴスペルクワイア、The pleasure of Gospel BLESS、F.A. Choir、Gospel サークル Shabach後援。
11月2日(日)午後1時半〜同4時まで。会場は、SYDホール(東京都渋谷区千駄ヶ谷4‐25‐2、電話:03・3405.5555、JR山手線・代々木駅西口から徒歩5分、東京メトロ副都心線・北参道駅出口1から徒歩3分)。ワークショップ受講費は、一般5000円、大学生以下4500円。定員200人。申し込みは、電話(03・5428・8638、平日午前9時〜午後6時)、申し込みフォームから。
事前ゴスペルクラスは、10月25日(土)と11月1日(土)のいずれも午後12時10分〜同1時50分までの100分間、ゴスペルスクエア(東京都渋谷区渋谷3‐1‐10)で行われる。参加費は全2回で2950円(税込)。講師は、NGOゴスペル広場代表のナナ・ジェントル。定員は先着40人。詳細は、公式ホームページを参照。