先月、西日本を襲った記録的豪雨「平成30年7月豪雨」から約1カ月が経過しました。広島県、岡山県、愛媛県をはじめ、甚大なる被害が発生し、多くの犠牲者が出ています。現在に至るまでも、避難所での生活を余儀なくされている方々、そして現地で猛暑の中、復旧作業に励んでいる方々がおられます。
被災された皆様に心よりお見舞い申し上げるとともに、キリストの神様による慰めと救いがあるように、日々お祈りさせていただいております。また、亡くなられた方々のご遺族の皆様に、神様による慰めと救いがありますようにお祈りさせていただいております。
今回の「平成30年7月豪雨」の被災地の皆様のため、お祈りさせていただく日々を過ごしています。今日は、このコラムを読んでくださっている皆様にお願いいたします。猛暑の中で復旧に向けて進んでおられる被災地の方々のために、心を合わせてお祈りしていただけないでしょうか?少しでもいいので時間をつくって、キリストの神様にお祈りしていただけないでしょうか?
西日本の方々、被災地の方々に、神様からの祝福と守りがありますように。ボランティアの方々も守られますようにお祈りしていきましょう。
他の人のためにお祈りするのは、素晴らしいことです。お正月に神社とか寺とかで、自分のことだけをお願いするだけだったかもしれませんが、クリスチャンになって(クリスチャンになる方法は、シーズン1の100を読んでください。詳しく説明しています)、ぜひ、今日は西日本の方々のためにお祈りしたいですね。キリストの神様に。
さて、多くの人に突如として災害や事故や事件が襲います。「明日、この地域に大地震が来るから逃げとこう」とか、「今日は、あの道路で交通事故に遭うはずだから、別の道路を使おう」とか、「あっ。今日、通り魔にあうな!外出取りやめ!」とかいう予知はほとんどできませんよね。
多くの人が、ある日突然交通事故に遭い、ある日突然事件に巻き込まれ、ある日突然この地上を去っていくことになります。今、生かされている者として、一日一日を大切にして、そしてキリストの神様に守ってもらうことが必要です。
キリストの神様は、未来のことも全部ご存じです。そして、すべての人を愛しています。今、あなたを愛しています。でも、あなたがクリスチャンになるならば、あなたのことを特別に愛し、特別に扱ってくださいます。そして、クリスチャンになったら、仮にいつ死んでも大丈夫なのです。(クリスチャンっていうのは、変人とか、「あれダメ、これダメで縛られちゃうよ」とかではないのです。クリスチャンとは、何なのか。よく知りたい方は、シーズン1の各回をご覧ください。必ず、目からうろこです)
まだ本題に入っていませんが、突然の事故などで負傷した人々を助けに行く医師(フライトドクター)たち、看護師(フライトナース)たちを描いた映画「劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」(山下智久さん主演。新垣結衣さん、戸田恵梨香さん、比嘉愛未さん、浅利陽介さんら豪華キャストが出演)が上映中です。
師夫妻はかなり感動し、絶賛していました。個人的には、ドラマの方が良かったかなぁとも思いますが、いろいろハッと気付くことなどありました。涙ありの、お薦めの映画です。
それで今日は、本題に入る前に、「劇場版コード・ブルー」を観ていて教えられたことを2つご紹介します。
(本日も長文になりますが、3週間に1回のシーズン2です。どうぞ、ご了承ください。そして、時間をとってお付き合いください)
1)えっと、皆さんにとって、一番良い思い出って何ですか?
いろいろありますよね。海外旅行の思い出とか、初デートとか、結婚式とか・・・。というわけで、なかなか「これですっ!」と限定して、すぐに答えることができないはずです。
でも、映画の中で、あるフライトナース(看護師)が切実に語ります。彼女は、非常に苦しい家庭から抜け出して、一人で自立するため看護師を目指しました(映画の中の話です)。
その若い彼女(馬場ふみかさんが演じます)が、病院内で心の底から叫ぶわけです。「私の一番良い思い出・・・。それは、卵2つとハム1枚のハムエッグを家族みんなで分け合って食べたことだよ!」ということを。
映画の中の話ですが、このようなことが「一番良い思い出」という方が、この世界のどこかに存在するかもしれません。親がアル中、虐待をするとかで、苦しんでいる子どもたち(そのような幼少期を過ごしてこられた方々も)が多くいます。また、どんな凄腕の外科医だろうと、高給取りの医師だろうと、誰しも心の問題を抱えていますよね。そのはずです!(映画の中でもそうなっていました)
つまり人には、他人には知られない過去、苦しみ、痛み、悲しみがあります。だからこそ、目の前の人や同僚、同期、友人に少しでも思いやりと親切をしてあげたいですね。もしかすると、皆さんの想像をはるかに超える苦しい時期を過ごしてきたのかもしれません。目の前の彼(彼女)は。
また、人はみんな弱さを持っています。弱点があります。苦手な部分があります。この映画、篠原はかなりのシーンを直視できませんでした。扇子を持って映画館に行ったので、何度も扇子を顔の前に広げました(周囲の方には迷惑だったかもしれません・・・)。
なぜかって、篠原は血を見るのが苦手なんです。この映画、血、血、血だらけです(本物の血ではなくて、なんかの赤い液体だとは思いますけど)!とにかく、負傷者や患者が血を吐くとか、「見れない!」というような手術のシーンとかがいっぱいあって、かなりのシーンは扇子のお世話になっていました。
※これは、あくまで篠原が、血を見るのが苦手だからです。このコラムを読んで、「変な映画なのかな。観るのはやめよう!」とは考えないでくださいね。
とにかく、篠原はあらためて思います。自分は血を見るのが苦手なんだと。「外科医や脳外科医になりません!」「産婦人科医になりません!」「看護師になりません!」。あんな場面で冷静に処置するなんて・・・。事故現場で、あんな手術をしちゃうなんて・・・。血まみれの患者さんを目にしても逃げ出さないなんて・・・。すごいです!日夜、血を見る現場で働いている看護師、医師の方々は尊敬に値します!
というわけで、人それぞれに苦手があり、人それぞれに役割があるので、すべての人を認めて、尊敬したいですね。「自分には、これはできない!でも、この人はできるんだ!すごいなぁ・・・」と。こういう目で、同期、同僚、友人、上司、家族を見ることができるなら、もっと人生が良くなります。
2)また映画の中で、余命わずかの若い女性が、愛する男性に言うわけですね。「会いに来てくれてありがとう・・・」「好きって言ってくれるあなたがいて、私は幸せ」というようなことを。
いつ死んでもおかしくない彼女(山谷花純さんが演じます)が、自分を愛し、結婚式も挙げようとしてくれる彼に言うわけです。感動です。
何が言いたいかというと、キリストの神様というお方は、あなたを愛して、約2千年前に、完全な人、完全な神として地上に来てくださったのです。あの有名なキリストの十字架という歴史上の事実は、実は、あなたのためだったのです。
「え~?」と思われるかもしれませんが、聞いてください(読んでください、ですね)。
キリストの神様は、あなたを愛して、あなたが今の苦しみや問題を乗り越えることができ、そして人間がいつか受けることになってしまう最悪のことなどをあなたが回避して、幸せに、最高に幸せになれるように、キリストの神様(イエス・キリスト)は、十字架にかかって死んで3日目に復活してくださったわけです。(なので、クリスチャンになるならば、人間がいつか受けることになる最悪のことなどを回避することができ、幸せに、最高に幸せになれるのです)
あの、有名な十字架の出来事にはそのような意味があったわけです。キリストの神様は、あなたを愛して、わざわざ十字架にかかるために地上に来てくださったお方です。
そこらへんの神話とかに出てくるような淫乱だらけの偽物の神々と違って、キリストの神様は、わざわざ、愛するあなたのために死ぬことを目的として、それを理解しながらも、来てくださったわけです。約2千年前に、この地上に。
また、キリストの神様は、一貫して、皆さんのことを「愛している」と語っています。たしかに、「好き」と言ってくれる人がいたら、幸せですよね。これが、想っている相手から言われたなら、めちゃくちゃうれしいわけですよね!でも、「あなたを愛している」と仰ってくださる神様がいるわけです。
今、この瞬間もそうです。キリストの神様こそ、そのお方です。心を開いて、キリストの神様を信じてみませんか?
信じるといっても、どう信じるのかよく分かりませんよね。そのことは、「百人一読」シーズン1の100で説明しています。
キリストの神様を信じると同時に、キリストの神様のことをもっと知っていきませんか?スゴイお方ですよ。そしてそれは、世界で最も読まれている、聖書を読むことによって可能です。今日から、聖書を手に取りませんか。(聖書購入の際は、新改訳聖書、もしくは新約聖書翻訳委員会訳の新約聖書、もしくは新和訳聖書をお薦めします)
ここから、本題に入ります。今日は、本題の方が短いかもしれませんし、本題と本題前の内容が重複しているように感じられるかもしれません。でも、大事な内容です。
さて、夏休みシーズンに入って、毎日ウキウキの子どもたちも多い中、毎日汗を流して頑張っておられる大人の方々が多くいることと思います。
日曜日ぐらいはゆっくりしたいと思われるのが普通と言われるかもしれませんが、日曜日はあえてキリスト教会(しっかりとした、安心できる教会)に行かれることをお勧めします。そこで、キリストの神様からの力や励ましを頂けます(しっかりとした、変な教会ではない教会に行ってください。変な教会や間違った教えを語るところもいっぱいあります)。
キリストの神様からの力や知恵や慰めを頂く。そして、それをもって、1週間の「競争社会」「格差社会」に出ていけるのです。だからこそ、あえて日曜日、行くしかないですね、ちゃんとしたキリスト教会に。
さて、今日は、鼻の日でもあるそうです。皆さんの誕生日もしくは皆さんのご家族の誕生日かもしれません。また、鼻の日と関係ないようですが、先月の今日は篠原の誕生日でした。もし、今日、お誕生日という方がおられたら、おめでとうございます!今日は、絶好の日です。キリストの神様は、今もあなたを愛してくれています!
また、今週の土曜日は、山の日です!皆さんは、登山計画や山にピクニックの予定がありますか?「その日は、仕事だよ!祝日なのに・・・」という方もいるはずです。篠原もそうです!
でも、土曜日に休みの方は、たまには山へ行きませんか?忙しさ、緊張、上司や取引先などへの気遣い&奥さん(旦那さん)への気遣いなどで大変ですよね。たまには、キリストの神様が創られた山に登って、自然を眺め、リラックスしてきてはいかがでしょうか?
でも、山によくある、石や木で作られた地蔵とかいうものや、神社や祠(ほこら)などに手を合わせたり、拝むのはやめにすべきです。そんなことは的外れであり、どう考えてもおかしなことなのです。人間が石や木から作り上げたものに、何で手を合わせないといけないんでしょうか。
山も海も花も草も創造された、そして、皆さんを創造し、今この瞬間も愛してくれている、キリストの神様だけを拝し、キリストの神様だけにお祈りするべきです。
今週土曜日、休みの方は、山に登って、新鮮な空気を吸い込んで、最高の風景を楽しんで、うまい弁当でも頬張りながら、「キリストの神様、こんな最高の眺めをありがとうございます。こんな幸せな時間をありがとうございます」と言ってきてください。キリストの神様に。こんな忙しい、大変な毎日を生きているんですから!(雨だったら登山は難しいですね。ちなみに、このコラムは7月30日に仕上げていますので、8月11日の天気は知りません)
今週土曜日、山に行けない皆さんもいると思いますので、最後に誰でもできる、今すぐできることをご紹介して終わります。
とにかく、最初の方でも書きましたが、どんな人であっても問題を持っています。他人には言えない、他人には分かってもらえないような問題がありますよね、皆さんにも。
実は、世界で最も読まれている書物である聖書は、このように言っています。「世にあって、あなたがたには苦しみがある」。そうです。どんな人にも問題が、苦しみがあります。
どんなにボランティア活動や慈善活動をしている人であっても、問題はあります。良い人と言われるような人たちにも、悪い人と言われるような人たちにも、共通して問題はあります。
でも、一難去ってまた一難、問題だらけのこの人間の人生を勝ち抜いていく秘訣があります。
宗教に勧誘するつもりはまったくありません。ただ、この「競争社会」「格差社会」を勝ち抜くための方法はご紹介します。それは、クリスチャンになって、キリストの神様に特別に扱ってもらい、助けていただくことです。
キリストの神様は、今もあなたを愛していて、今すぐにでもあなたを助けることがおできになります。さあ、今からなりませんか?正義のヒーローに?いいえ。世捨て人に?いいえ。放浪の旅に出る人に?いいえ。クリスチャンにです!
「私にはできる!絶対、できるんだ!」と力むことや、自信を持つ必要性はまったくありません。力みや自信なんか捨てて、「自分にはデキないな。限界があるな」と認めて、力を抜いて、キリストの神様を信じるんです。
どんなに、「私にはできる!」とか「自分を信じる!」とか言っても、不完全で弱点があり、欠点もある人間ですから、できないことがあるわけです。「できる!大丈夫!私は成功する―っ!」と大声で連呼しても、人間なので、できないものはできません。
また、「自分を信じる」とか「直感がモノを言う」とか「最後に信じることができるのは、自分だけだよ」とか言っても、その自分自身がどんな人間で、どんな悪い面を持っていて、人知れず何をしているかは、本人がよく知っているものです。そんな、自分を信じても良いことなんてありません。
そうではなく、信じるべきは、完全であり、欠点も悪いところも一切無い、そして、今この瞬間、あなたを愛してくれているお方です。そのキリストの神様(唯一本物の神)が実際にいて、何でもできる、そして、今も自分を愛してくれている、という事実を信じるのです。
そして、決心して、クリスチャンになる。そうするなら、もっと人生が良くなります。少しずつ、力をぬいて、リラックスして、素晴らしい人生を歩めるようになります。聖書には、このように書かれています。「・・・人間にはできない。しかし、神には何でもできる」。キリストの神様には、何でもできます。
また、聖書は至る箇所で、キリストの神様がいかに皆さんのことを愛しているかを語っています。
人の愛は永遠ではありませんよね。あの頃はアツアツで目玉焼きが焼けるようなほどだったのに、今は北極にいるようで扇風機もクーラーもまったく必要ないようなほど、「ホッカイロくださーい!」と叫びたくなるようなほどの状況の方もいるかもしれません。
でも、キリストの神様の愛は永遠の愛であり、今この瞬間あなたを愛してくれているのです。このキリストの神様。このお方に特別に扱ってもらえる。スゴイことが起こりそうではありませんか?素晴らしい人生が始まると思えませんか?
忙しい、大変なストレスとの闘いの毎日だと思います。だからこそ、自信なんか捨てて、力も抜いて、心機一転、キリストの神様にすがりませんか?
そして、フェイスブックやインスタとかを気にしながら、心騒ぐ日々を過ごすのではなくて、愛してくれているキリストの神様のことをもっと知っていく、このような生活を始めませんか?そうです、聖書を開いて、聖書を読んでです。
作家でありコメンテーターでもある江上剛氏はこのように語っています。「・・・聖書はずっと持っています。・・・聖書、特に新約聖書は、いつも鞄の中に入れていました。・・・聖書はどのページをめくって、どこから読んでもいい。そうすると、いまの自分の状況をぴたりと言い当てている言葉に巡り合う。・・・パっとめくったときの一言、あるいは1行が胸にグサッと突き刺さってきます」(『100人の聖書』22ページ参照)
江上氏が語る通りなのです!聖書には、「競争社会」「格差社会」で戦う皆さんの胸に、時にはグサッと突き刺さってくるような「力強い言葉」が溢れています。また、時にはフワーと心を癒やしてくれる「愛をもらえる言葉」も溢れています。時には、もうこらえきれなくなって涙が流れ出てくるような「慰めをくれる言葉」も溢れています。
(一人で自分の部屋で聖書を開いているんですから、泣いても大丈夫です。声上げても大丈夫です。たまには、声を出して泣きましょう。聖書を1ページ目から開いて読みながら・・・)
悩みや心配、恐怖や苦痛をいつも持ち歩くのをやめて、江上氏のように、聖書を鞄の中に入れて、持ち歩く。そんな生活をスタートさせませんか。今日から。
心機一転、今日から、スタートさせましょう。そう、美しい新しい生活を。自分ではなくて、愛してくれていて&何でもできる、キリストの神様を信じて・・・。
次回の百人一読は、インマヌエル・カントが登場します。犯罪が満ち溢れる現代社会です。被災地にボランティアのふりをして入る泥棒たちまで。そもそも犯罪、罪とは何なのか?そして、自分が犯罪者、罪人にならないための方法まで、ご紹介します!それでは、8月28日に「百人一読」でお会いしましょう。
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【書籍紹介】
篠原元著『100人の聖書』
本書を推薦します!
「他の追随を許さない数と挿話」
――奥山実牧師(宣教師訓練センター[MTC]所長)
「牧師の説教などに引用できて便利」
――中野雄一郎牧師(マウント・オリーブ・ミニストリーズ)
「聖書に生きた偉人たちの画廊」
――峯野龍弘牧師(ウェスレアン・ホーリネス教団淀橋教会)
ご注文は、全国の書店・キリスト教書店、Amazon、または、イーグレープのホームページにて。
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