【CJC】ローマ教皇フランシスコは2017年12月28日、スイスのバーゼルで開幕したテゼ共同体の欧州青年大会にメッセージを送った。
テゼ共同体は1949年、ブラザー・ロジェによりフランスのテゼに創始された、超教派のエキュメニカルな国際的共同体。毎年、年末から年始にかけて、欧州青年大会を開催している。第40回を迎える今年は、12月28日から1月1日までの会期で行われた。
バチカン放送(日本語電子版)によると、教皇は数万人の若者たちに、バチカン(ローマ教皇庁)国務長官のピエトロ・パロリン枢機卿を通じてメッセージを寄せた。
教皇は、同大会のテーマである「喜び」について触れ、「福音の喜びは、イエスと出会う人たちの心と人生全体をいっぱいに満たします」とコメント。集いを、喜びの泉であるイエスのメッセージをより深く理解する機会とすることを望んだ。
また、2017年に宗教改革500年を記念したことに言及。プロテスタント、カトリック、正教会の若者たちが、喜びを分かち合い、互いの違いによって豊かになりながら、分裂の傷にもかかわらず一致させる、福音の喜びを示して欲しいと求めた。