神とキリストとの違いは何か。
「神」とは、(多くの場合)三位一体の神を指しています。時には、その第一位格である父なる神を指している場合もあります。これに対してキリストとは、「救い主」の意味ですが、歴史上かつて1度だけ、父なる神から離れてこの地上に来られた「子なる神」を意味します。この方が処女マリヤの胎に宿り、人間と合体し、その腹から生まれました。このイエス・キリストの地位・立場・権能・役割の名をキリストと称します。
イエス・キリストは子なる神ですが、神から与えられた使命に従い、すべての罪人を救うため、人間の代表として死ぬ必要があったので、人間の体を持って世に下り、十字架刑にかかり、死にました。そして、3日目によみがえり、天に上げられました。世の終わりにまた地上に来て、裁きをなし、信じる者に完全な救いを賜ります。
イエス・キリストは、救い主・きよめ主、裁き主としての神です。それ故、新約時代の信徒が第一に仰ぐべきは、キリストとなってくださった神です。
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