「ジーザス・レインズ・ジャパン2017」には、1日を通して約800人のクリスチャンが集まり、イエス・キリストが王であることを再確認し、イエスの統治を祈りと賛美の中で盛大に祝った。
この日は、ジーザス・レインズ・インターナショナルも来日し、エレミヤ書1章4〜17節を引用して次のように語った。
「主は『わたしがあなたを守るから、敵の前で恐れてはならない』とおっしゃっています。主があなたと共にいます。誰もあなたを負かすことはできません。敵を完全に打ち砕きましょう。主は日本のために十字架上で尊い血を流し、すでに勝利してくださっています。恐れず、義の道を歩み続けてください」
また、夕方のステージではインドネシア、フィリピンのグループが賛美をした後、世界各国のための祈りもささげられた。
祈りの後、ジーザス・レインズ・ジャパンの華やかなタンバリンダンスや力強いソーランダンスが繰り広げられ、再び会場は熱気に包まれた。そして祭りの終盤、ステージが暗転すると、スポットライトに照らされた黄金の王冠が浮かび上がった。厳かな雰囲気に変わった会場では、一人一人にパンとぶどう液が配られ、聖餐式が執り行われた。
フィナーレは出演者全員がステージに上がり、会衆と一体になって力の限り賛美をささげた。また、10日前に出演が決まったというフラダンスメンバーが登場し、9月30日に行われるハワイ初のジーザス・レインズへのバトンとなった。
この日のために1年にわたって準備をしてきたジーザス・レインズ・ジャパン。最高のささげものをするために賛美やダンスの練習を重ねてきた。集会を何度も開き、4月末にはこの日のための「プレ・ジーザス・レインズ・ジャパン」も北とぴあで開いた。また、40日の断食をしてこの日に臨むと共に、8月は12時間に及ぶ祈祷会も持たれた。オープニングで王冠が運ばれた時に流れた賛美「つくられしものよ」も、祈りの中で与えられた賛美だった。
昨年はいろいろな点で海外の教会に助けてもらうことの多かったジーザス・レインズ・ジャパンだったが、今年は日本独自の祭典となった。ジーザス・レインズ・ジャパン代表は次のよう語った。
「21世紀の教会にさせたい神様のご計画がジーザス・レインズだと思っています。荒れ野で天幕を作ったとき、全部が手作りであったように、ジーザス・レインズも1日のお祝いをするために、一人一人がささげもの(時間、お金、賜物)を持ち寄り、祈りをもって、へりくだって、一致して作り上げました。1日だけの普遍的な荒れ野の天幕作りという感じがします。ジーザス・レインズは、イエス様と共に王として統治するための教育の場。だから、つらい時も悲しい時もありますが、喜びの時の方が大きく、クリスチャンと共に信仰を分かち合う時がとても楽しいのです。一緒にワクワクしながら神様の目的を探していきましょう。そして、何が神様を喜ばせることなのか、作り上げていく過程を通して一緒に学んでいけたら幸いです。素晴らしい1日を分かち合うことができ、感謝します」
祭典に参加した大学生は、「3カ月前に受洗したばかりですが、参加できてとても楽しかった。新しい出会いもありました」と話す。また、3人の子どもを連れて参加した30代女性は、「礼拝することがキリストのお祭りなのだと思いました。天国でも今日のような賛美の雰囲気が永遠に続くのかと思うと、臨在の力強さを感じました」と感想を語った。