元NHK教育テレビ「歌のお姉さん」で知られるゴスペルシンガーの森祐理さんが、8月末から9月にわたってブラジル10都市を巡る、「ブラジル日本移民百周年記念コンサートツアー」を行う。ブラジル日系キリスト教連盟(長田光夫理事長)が主催するもので、ブラジル日本移民百周年記念協会(上原幸啓理事長)が後援する。
森祐理さんはこのツアーのために数年前から祈って準備してきたとしており、「何が待っているかわかりませんが、多くの祈りの支えと共に主の素晴らしい御業を期待しつつ、臨んでまいりたいと思います」(LILIE'S NEWS)と語っている。
95年の阪神淡路大震災で弟を失った森祐理さんは、それを機に震災救援のコンサートを開催。以来、日本国内の震災ばかりではなく、スマトラ島沖地震の津波被害のための支援コンサートや、エチオピア飢餓難民のための救援コンサートなどを行い、昨年には長年行ってきた刑務所慰問コンサートの活動が認められて法務大臣顕彰を授与されている。99年にもブラジルでコンサートを行っており、今回の訪伯ツアーは9年ぶり2回目。
主催側ではツアーのために「百周年記念・森ゆりコンサート祈祷部」を立てて、「日本移民百周年記念行事として、日系コロニヤの一般の方々を多く招待できるように」「森ゆり歌手一行4名の旅行と健康が守られ、歌や証しを通して福音が伝えられるように」などと、ツアーのための祈りとともに参加を呼びかけている。ツアーの日程は下記の通り。
▽ポルトアレグレ(8月29日)、▽ジアデマ(同30日)、▽サンパウロ(同31日)、▽モジ・ダス・クルゼス(9月3日)、▽カスタニャル(同5日)、▽サルバドル・ジョタカ(同7日)、▽ソロカバ(同10日)、▽ベンセスラウ(同12日)、▽ポンペイヤ(同13日)、▽バウルー(同14日)。