「そういうわけですから、兄弟たち。私は、神のあわれみのゆえに、あなたがたにお願いします。あなたがたのからだを、神に受け入れられる、聖い、生きた供え物としてささげなさい。それこそ、あなたがたの霊的な礼拝です。この世と調子を合わせてはいけません。いや、むしろ、神のみこころは何か、すなわち、何が良いことで、神に受け入れられ、完全であるのかをわきまえ知るために、心の一新によって自分を変えなさい」(ローマ人への手紙12章1~2節)
あっという間に2017年の後半に入りました。今一度、私たちの生活を整えて、限りない愛と恵みを持つ神様の力を頂いて、夏に向けて前進しましょう。
人はしっかりしているようでも、実はあてにならないものです。つい最近、最大の肉食恐竜、ティラノサウルスの研究発表に大変驚きました。私が子どもの頃はゴジラのようなイメージだったのが、このところは、何と羽毛が生えていたという学説が主流となり、それがまた今度は、羽毛ではなく小さな鱗状のもので覆われていたようだというのです。学者が綿密な研究に基づいて出した学説や常識といわれることでもコロコロ変わり、実は不完全なものなのです。
私たちの人生は、そのようなあてにならない人間を頼りにして生きていく必要はありません。今年1年のテーマは「Divine Connection 神とつながる1年を!」です。神が共におられるなら、神と共に歩むなら、迷うことなく本当に幸せな人生を生きることができるのです。今日の聖書のお言葉から、神に信頼して恵み溢れる勝利の人生を歩むために、2つのポイントを確認しておきましょう。
1. 本物の礼拝をささげよう
日本人は、伝統を重んじ形式を守り、「形」を整えるのは上手です。礼拝に出席して、賛美してはいますが、魂の霊的な「管」は詰まっていませんか。神の御心とつながる本物の回路を持っていますか。「霊的な礼拝」を持つためには、私たち自身を「生きた供え物」としてささげなさい、と聖書は言います。
旧約聖書では動物をささげましたが、新約聖書では、イエスご自身が十字架で血を流し、私たちの罪を背負って死んでくださいました。だから、形だけの礼拝ではなく、愛と真心をイエスにささげ、命をお委ねする本物の礼拝をささげましょう。
2. 信仰による本物の成長や変化を求めよう
「命」は単なる置物ではありません。生きていれば、常に成長し変化し続けるものです。
しかし、変化すればよいというものではありません。この世と調子を合わせて変化するばかりで、神に喜ばれる成長と変化がなければ残念ですから、気を付けましょう。そのためには、「神のみこころは何か」をわきまえ知ることが大切です。
聖書を読むこと、奉仕、献(ささ)げもの、祈り、伝道、愛することが、以前に比べてずっと熱心で力強くなるような、クリスチャンとしての成長と変化は、神に喜んでいただけるものです。そして、クリスチャンとして本当に成長して自分が変えられるために、「心の一新」つまり、決心と決断が必要です。イエスに直結する礼拝者、神に喜ばれる者に変わる決断をしましょう。
本物の礼拝をささげることで、罪深い弱い私たちが、神に喜ばれる者に生まれ変われるという保証があります。それは、すでに救い主イエスが、私たちを愛してイエスご自身の命をささげてくださったことで、準備は整えられているということです。あとは、私たちが信仰を働かせて、その恵みを受け取ればよいだけです。一歩前進、一歩成長しましょう。