「ですから、私たちは聞いたことを、ますますしっかり心に留めて、押し流されないようにしなければなりません。もし、・・・すべての違反と不従順が当然の処罰を受けたとすれば、私たちがこんなにすばらしい救いをないがしろにした場合、どうしてのがれることができましょう。この救いは最初主によって語られ、それを聞いた人たちが、確かなものとしてこれを私たちに示し、そのうえ神も、しるしと不思議とさまざまの力あるわざにより、また、みこころに従って聖霊が分け与えてくださる賜物によってあかしされました」(ヘブル人への手紙2章1~4節)
梅雨に入り、優しい色のアジサイが、梅雨の雨によく似合います。イエス・キリストは昨日も今日もいつまでも同じです(ヘブル13:8)の御言葉通り、今も生きて働きたもう、真の救い主、主ご自身の恵みに触れることができますから感謝です。どんなに変わりやすい世の中であっても、変わらない主の恵み、特に3つのことを確認し、恵まれてまいりましょう。
1. 素晴らしい救いが与えられている
3節に、こんなに素晴らしい救いをないがしろにしては、もう逃れられないとあります。イエスは真の救い主ですから、古い物と新しい物、死んだ者と命を与えられている者とに分けられます。
人間の歴史も、イエス以前(B.C.)と以降(A.D.)に分けられ、神の啓示、恵みの現れ方が根本的に違います。また、あなたの人生も、イエスを信じる前と後では、どれほど変えられたか。病気の時、仕事で不安を感じたり、人間関係で心がざわつくとき、今ではその瞬間に祈り、イエスの助けを求めています。
イエスを信じて歩んでいくと、人を嫌い、不平不満、愚痴をこぼしていた私たちが罪清められ、感謝ですね!ハレルヤですね!と喜び、賛美をし、主をほめたたえる者と変えられていることを感謝しましょう。これほどの素晴らしい恵みが、救いが与えられています。これを忘れず、さらに新鮮な恵みを頂いてまいりましょう。
2. 増し加えられる主の恵み
4節にあるように、主は今も生きて共に働き、御業をもって証ししておられるので、恵みは流れ続け、増し加えられます。そして、神の恵みと祝福は無限大です。
イエスを裏切ったペテロや、クリスチャンを迫害したパウロでさえも、イエスの十字架によって、赦(ゆる)し清められ、その上、聖霊が下ると、彼らがイエスの御名によって祈るとき、人々は聖霊に満たされ、病の癒やしやさまざまの奇跡、祝福の御業が起こりました。
「病気の人がいますか。その人は教会の長老たちを招き、・・・祈ってもらいなさい。信仰による祈りは、病む人を回復させます」(ヤコブ5:14、15)と聖書は約束しています。信じる私たちが集う教会の中に働く癒やしの力があり、しるし、不思議、力ある業が現されます。主の御名には力がありますから、今も変わらぬ、恵みの御業を体験しましょう。
3. 受け継がれている神の恵み
福音は、イエスから弟子たちへ、弟子たちから初代教会へ、そして私たちへと伝えられました。単なる言葉としてではなく、教会の中に働く聖霊の力によって、教会に集う皆に受け継がれました。
2千年たった今も、神の御前には、同じ新約の教会の時代ですから、主の愛も聖霊の力も、ちゃんと届き、証しされています。聖霊の働きを聞くとき、あなたの側からつながりを断たないでください。神はあなたに恵みを届けようとしておられますから、その流れを切らないことが大切です。
世の中は難問だらけ、悩みは尽きませんが、私たちは罪の流れには押し流されません。なぜなら、主イエスの土台の上に立っているからです。こんなに素晴らしいキリストの救いを与えられ、恵みが増し加えられ続けていることを感謝しようではありませんか。さあ、もっともっと主の証し人として、元気に歩ませてくださいとご一緒に祈りましょう。
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