日本に本当の意味での神の平和が来るように――。「地の上に、平和が」(ルカ2:14)をテーマに、来年3月13日に開催される第9回国家晩餐祈祷会に備えるための第1回準備会が18日、東京都内で開催された。東京や大阪などから同実行委を中心とした数十人が集まり、前回の反省点を振り返り、今後準備すべき点、祈るべき点を確認。「日本のための祈りの課題」として12の祈祷課題をともに祈るなどした。
日本の各界指導者らが集まり、日本、アジア、そして世界のために祈る国家晩餐祈祷会は、日本では2000年に始まった。米国や韓国では朝餐祈祷会としてすでに何十年もの歴史ある運動となっており、両国ではともに大統領が出席し演説するなど、まさに「国のために祈る」国家的な祈祷会となっている。
今年40回目の記念の年を迎えた韓国では、5月に祈祷会が行われ、約4000人が参加。李明博大統領自身が「今日私たちがこの席で一心に捧げた祈りが必ず成就すると信じている」などと挨拶した。日本では、「韓国で4000人であればその10分の1の400人は多くはない、不可能ではない」と、次回は前回の参加者を大きく上回る400人の参加を目指し、祈りを続けている。
準備会では、同実行委の杣浩二会長が「来年は100人を越える牧師の方々を招待したい」と意気込みを語り、近藤高史委員長も「普段は顔を合わせないような人々をも招きたい」と教派を越えて多くの参加者を募りたいと語った。一方、「一年を通して祈っていかなければ意味がない」と、当日の祈祷会で祈るだけではなく、継続して国家のために祈り、また祈祷会のために備えていきたいとも語った。
今年2月に行われた前回の祈祷会では、プロテスタント・カトリックの両者から教職者60人を含む220人が参加。「命がけのいのり」をテーマに、巡回伝道者の福澤満雄氏(ジャパン・カルバリー・クルセード主幹)がメッセージを伝えた。次回の講師は、東京基督教大学学長の倉沢正則氏が務めることですでに決定しており、今後、賛美奉仕者の決定や招待リストの作成などを行うほか、2回の準備会を開くなど次回の祈祷会に向けて用意し、祈り続けていく。
前回の祈祷会では「日本のための祈りの課題」として、「内閣総理大臣をはじめ、閣僚、与党、野党、官僚の皆様が、創造主なる神を知り、聖書に基づいて日本を導くことが出来るように」「その他全国の政治、経済、教育、文化すべての分野の上に立つリーダーたちに、神からの知恵が与えられ、正しく日本を導くことができるように」などの12の課題が祈られたが、次回開催までもこの課題が継続して祈られていく。
同祈祷会には日本CBMC(基督者実業人会)、ホーリークラブ、インターナショナルVIPクラブ、朝祷会全国連合、国際福音伝道会、日本信徒前進宣教会が協賛しており、次回の第9回国家晩餐祈祷会は2009年3月13日、東京・新宿の京王プラザホテルで開催される。問い合わせは、同事務局(日本CBMC内、電話:078・291・5789、FAX:078・291・5786)まで。